9月28日にエディオンピースウイング広島で行われる明治安田J1リーグ第32節では、サンフレッチェ広島と町田ゼルビアが直接対決。鹿島アントラーズ・日本代表OBの内田篤人氏がJ1優勝争いの行方を占っている。
広島は9月の国際Aマッチデー期間中に天皇杯とYBCルヴァンカップで敗退。しかし、新戦力の元U21ドイツ代表MFトルガイ・アルスランや元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアが活躍。前節で横浜F・マリノスから6ゴールを奪って勝利するなど、ここに来て再び勢いに乗っている。
一方の町田は、新加入選手の日本代表DF中山雄太が負傷離脱中。8月以降のリーグ戦で2勝4分1敗と足踏み状態が続いており、前節の北海道コンサドーレ札幌戦でも0-0とゴールを奪えなかった。
J1優勝争いを繰り広げる広島と町田の直接対決に注目が集まる中、インターネット動画配信サービス『DAZN』で26日配信開始の「内田篤人のフットボールタイム」では、内田氏が優勝争いを繰り広げている選手の心理状態について以下のように述べている。
「首位よりも2,3位の方が楽。(首位を)追いかけるだけだから。勝てば良いだけ。首位にいると、どうしても『2,3位のチームの結果どうかな?』というのがある。それが結構邪魔」
その上で、内田氏は前節で再び広島が首位に浮上し町田が2位に転落したことに触れた上で、町田側の視点から順位入れ替わりのタイミングについて「ちょうど良いと思った」と、町田有利との見方を示している。
ただ一方で、同氏は3位のヴィッセル神戸にも注目している。首位の広島から勝ち点1差の神戸は、リーグ戦4連勝中。25日開催の天皇杯準々決勝でも鹿島アントラーズを下すなど、FW大迫勇也やDF酒井高徳ら日本代表での経験が豊富な選手の活躍が目立っているだけに、「(良い)選手が揃っているから、終盤でグンと行ける」と広島や町田を抜いて逆転優勝する可能性を見出した。
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