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小林友希の移籍先。ポルティモネンセを中国企業買収?中村航輔の去就は?

小林友希 写真:Getty Images

 かつてヴィッセル神戸、町田ゼルビアなどに在籍していたDF小林友希は、スコットランド1部セルティックで構想外に。スコットランド1部セント・ミレンや鹿島アントラーズからの関心、東京ヴェルディ移籍の憶測が飛び交っていたが、ポルトガル2部ポルティモネンセへの移籍が決まった模様。日本代表GK中村航輔とチームメイトになるようだ。

 セルティックとの契約を2028年6月まで残す同選手の去就を巡っては、英メディア『グラスゴーワールド』が2024年6月に鹿島からの関心を報じると、スコットランド1部セント・ミレンからの関心も浮上。『フットボール・スコットランド』は15日に「J1クラブが獲得を狙っているが、まだ将来についての話し合いはしていない」とした上で、セルティックで飼い殺しとなる可能性もあわせて伝えていた。

 また20日には、DF谷口栄斗、MF森田晃樹、FW木村勇大、DF袴田裕太郎、MF齋藤功佑と、東京ヴェルディ所属選手が小林のインスタグラムアカウントをフォローしていることが話題に。ネット上で東京V移籍を期待する声が挙がっていたが、Jリーグの第2登録期間(ウィンドウ)の期限である8月21日までに決まることはなかった。

 今夏Jリーグ復帰の可能性が消滅した小林だったが、ポルトガル紙『O JOGO』は「ポルティモネンセは小林を獲得。両者は4年契約を締結」と報道。中村に21日時点で退団の可能性が報じられていないだけに、同クラブで日本人コンビが結成される見込みだ。

 一方、ポルティモネンセの経営権を巡って、ポルトガルメディア『ポルトガル・レジデント』は8月3日に「中国の蘇寧グループが買収に向けて動いている」と報道。これによると、クラブ施設の環境改善が見られないことを理由に、テオドロ・フォンセカ氏ら現幹部への批判が相次ぐ中、買収額8000万ユーロ(約128億円)で今後1年以内に経営権移行が完了する模様。ただ、蘇寧グループは2016年にインテルを買収したものの、コロナ禍で3億9500万ユーロ(約670億円)の債務を返済できず、今年5月にインテルの経営権を手放しているだけに不安がよぎる。

 なおポルティモネンセには、かつてMF中島翔哉(浦和レッズ)やGK権田修一(清水エスパルス)など、複数の日本人選手が在籍。2023/24シーズンのポルトガル1部リーグで16位に終わり2部へ降格すると、バイエルン・ミュンヘンから期限付き移籍により加入していたU20日本代表MF福井太智を放出している。