ワースト5:横浜FC
11月・12月の成績:3分・勝ち点3・得失点差0・総得点4
1シーズンでのJ2降格となった横浜FCは、最後まで流れに乗れなかった。第32節サガン鳥栖戦(3-1)に勝利し残留に望みを繋いだが、翌第33節湘南ベルマーレとの直接対決で痛恨の敗戦(0-1)。わずかな可能性に懸けた最終節も敗れ(対鹿島アントラーズ1-2)、目標の残留は達成できなかった。それでも四方田修平監督の続投は有力視されており、来季も継続路線でのJ1復帰を目指す。
ワースト4:名古屋グランパス
11月・12月の成績:1分2敗・勝ち点1・得失点差-2・総得点3
最終的に6位で2023シーズンを終えた名古屋グランパスだが、終盤戦の戦いは不安を残すものだった。3試合で勝ち点1、そのうち2試合は残留争いに巻き込まれた相手(柏レイソル1-1、湘南ベルマーレ1-2)だった。また、少し遡ってみてもリーグ戦終盤10試合で白星は1つ(第30節ガンバ大阪戦1-0)のみ。失点を喫してようやくエンジンがかかる試合が目立ち、苦しい試合を増やした。長谷川健太監督の続投は決まっているが、補強以上に戦術面に修正を加える必要がありそうだ。
ワースト3:サガン鳥栖
11月・12月の成績:1分2敗・勝ち点1・得失点差-3・総得点3
11月は降格の決まった横浜FCに敗れ(1-3)、最終17位の柏レイソルとは引き分け(2-2)、14位で残留を決めたサガン鳥栖のラスト3試合は、あまり芳しくないものだった。しかしリーグ随一の運動量と、ボール保持にこだわるスタイルはJ1で異色のもので興味深い。強い信念を持つ川井健太監督のもと来季はより上を目指すことになるが、結果を伴わせることはできるだろうか。
ワースト2:セレッソ大阪
11月・12月の成績:3敗・勝ち点0・得失点差-4・総得点0
2023シーズン半ばまでは上位争いに加わっていたセレッソ大阪(最終順位9位)だが、終盤に失速した印象は否めない。ラスト3試合は無得点での3敗と、とにかくゴールが遠かった。さまざまな選手を試したが、終盤8試合で1得点と攻撃陣のテコ入れは必須。来季も続投となる小菊昭雄監督のもと、FWレオ・セアラ以外の得点源創出が求められる。
ワースト1:ガンバ大阪
11月・12月の成績:3敗・勝ち点0・得失点差-5・総得点1
最終16位で残留を決めたガンバ大阪だが、最後の3試合で敗れただけでなく第28節から7連敗で2023シーズン終了。夏場の貯金がなければ危うく、、という締めくくりとなってしまった。ダニエル・ポヤトス監督の来季続投が決まっているが、終盤戦は自分たちの形を見失っていた印象だ。不安定な戦いを脱するには、世代交代と戦術にフィットする選手の獲得を同時に進める必要があるだろう。
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