日本代表 Jリーグ

今こそ日本代表に選出してほしかった躍動のJリーガー5選

写真:Getty Images

10月4日、日本サッカー協会(JFA)はカナダ代表戦(10月13日)とチュニジア代表戦(10月17日)の2連戦に臨む日本代表メンバー26名を発表した。従来通り海外組が数多く招集される中、Jリーグからも4名がメンバー入りを果たした。

前回から引き続き選出となったのは、サンフレッチェ広島のGK大迫敬介と浦和レッズのMF伊藤敦樹。先月の代表活動で初招集ながら存在感を発揮したDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)も再び選出され、指揮官からの信頼がうかがえる。さらにヴィッセル神戸のGK前川黛也が久し振りの招集となり、現在J1で首位に立つ神戸の不動の守護神がどんな活躍を見せるのか、代表のピッチに立つ前川の姿を楽しみにしているファンも多いことだろう。

一方、毎度のことながら招集されなかった選手の中にも、今季のJリーグで活躍と成長を見せている選手は数多くいる。しかし、代表選手のほとんどを占める海外組も所属クラブでの実績は申し分なく、招集したい国内組が多くいても、海外組の誰と入れ替えるか非常に悩ましいのは確かである。とはいえ、順位争いも佳境に入ったJリーグで存在感を放つ選手たちにこそ、代表のピッチに立ってほしいと思うファンも多いことだろう。

ここでは、今季Jリーグ終盤直近の試合で活躍がめざましい選手の中から、今回の代表メンバーに選出してほしかった選手を5名紹介していく。


ヴィッセル神戸 DF初瀬亮 写真:Getty Images

初瀬亮(ヴィッセル神戸)

現在J1リーグで首位を走るヴィッセル神戸。日本代表としても活躍したFW大迫勇也やFW武藤嘉紀ら、実績豊富なタレント選手たちの中で今季存在感を放っているのがDF初瀬亮だ。ここまで全試合スタメン出場しているのは、フィールドプレーヤーでは元日本代表のMF山口蛍と初瀬の2名のみ。起用法から見ても、指揮官である吉田孝行監督からの信頼がうかがえる。

さらに、1ゴール8アシストと結果も残しており、特にアシストは武藤に次いでチーム2番目の数字。アシストはもちろん、唯一のゴールである第10節の湘南ベルマーレ戦(2-0)で決めた直接フリーキックが物語っている通り、最大の持ち味はそのキック精度。フリーキック、コーナーキックともにキッカーを任せれていることも、今の神戸にとって初瀬が替えの効かない選手であることを示す材料と言えるだろう。

今回の代表招集では、昨年行われたFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会を怪我で離脱したDF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)が復帰を果たした。海外でのプレー経験やこれまでの実績を見れば納得のメンバー入りではあるが、J1の首位クラブを支える不動の左サイドバックにも、代表での活躍機会があっても良いのではないだろうか。


鹿島アントラーズ MF樋口雄太 写真:Getty Images

樋口雄太(鹿島アントラーズ)

2023シーズン序盤は4連敗を含む5戦勝ち無しを味わうなど苦戦した「常勝軍団」鹿島アントラーズ。しかし、第29節を終えた最終盤では現在4位と上位につけている。もちろん、タイトルをとったわけではないが、序盤につまずいても結果的にチームを上位に持っていけるメンタリティは他クラブにとって脅威に違いない。

そんな今季の鹿島を支える選手の1人がMF樋口雄太だ。ここまで中盤中央やサイドで出場機会を得て28試合に出場。3ゴール12アシストとすでに昨季を上回る結果を出し、序盤に低迷したチームの立て直しに貢献している。アシスト数12はチーム最多であると同時にリーグでも最多。流れの中でのボール供給能力はもちろん、空中戦に強いFW鈴木優磨、DF植田直通らの力による部分もありながら、セットプレーキッカーとしても十分な役割を果たし多くの得点を生み出している。

今回の招集メンバーも含め、現在の日本代表にはかつて「絶対的なキッカー」として力を発揮した中村俊輔(2022年引退)やMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)のような選手が不在。樋口を招集する上でライバルが強力なことは承知の上だが、セットプレーを得点に結びつける1つのピースとして、代表での樋口の活躍を見てみたいものだ。

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名前大島俊亮
趣味:サッカー観戦、ゲーム(スポーツ、シミュレーション、アクションなど)
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