日本代表の一員としてFIFAワールドカップ(W杯)出場歴を持つMF本田圭佑(無所属)は、マレーシアでプレーする可能性をほのめかしたことで注目を浴びている。それだけに、現地ではマレーシア代表監督に就任するとの噂が飛び交っている模様。代表幹部が監督人事に言及する事態に発展している。
同選手は2021年11月のリトアニア1部FKスードゥヴァ退団後、1年以上にわたり無所属状態。昨年に膝を手術すると、先月はじめには改めて現役続行を明言。明治安田生命J3リーグ・カマタマーレ讃岐やJFL(日本プロフットボールリーグ)高知ユナイテッドSCの練習に参加していた。
今年5月の東南アジア競技大会を最後に、カンボジア代表GM(ゼネラルマネージャー)としての活動を終えていた本田。新天地を探す中、今月26日にX(旧ツイッター)を通じてマレーシア入りを報告するとともに「将来、僕がマレーシアでサッカーをするとしたらどう? 最高の日本人選手を見られると思うよ」と投稿していた。
この投稿をきっかけに、現地では「本田がU23マレーシア代表監督に就任する可能性がある」という噂が。U23マレーシア代表はエラバラサン氏が今月18日に代表監督を辞任し、A代表のコーチ業に専念。後任に注目が集まる中、本田がマレーシア入りしたことにより憶測が広まっていた。
しかしマレーシアメディア『アストロアワニ』の報道によると、マレーシアサッカー協会(FAM)の幹部は地元メディアのインタビューで「本田がエラバラサンにかわって、代表を率いることはない。後任については間もなく公式発表する」と、噂を否定したという。
なおU23マレーシア代表は、今年5月の東南アジア競技大会で強豪タイやベトナムに敗れてグループステージ敗退。今月に行われたAFC U23アジアカップ予選でタイに敗れたものの、グループ2位で本大会出場権を獲得している。
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