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セルティック新監督が日本人選手獲得示唆「古橋亨梧や旗手怜央は…」

セルティック所属の日本人選手 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルーは今月、プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナムの監督に就任。FW古橋亨梧やMF旗手怜央に移籍の可能性が取りざたさる中、ポステコグルーの後任であるブレンダン・ロジャーズ新監督は、日本人選手獲得戦略の継続に意欲をのぞかせている。

 セルティックは2021年6月、横浜F・マリノスからポステコグルーを引き抜くと、直近2シーズンにわたり古橋や旗手、FW前田大然など日本人選手を次々と獲得。2022/23シーズンは古橋がリーグ戦で28ゴールをあげると、旗手や前田も主力選手として活躍。リーグ連覇やスコットランド3冠達成を成し遂げた。

 一方、Jリーグの移籍市場に精通するポステコグルーがセルティックを離れたことにより、今後日本人選手の獲得には動かないとの見方も広まっている。しかしロジャーズ新監督はセルティックの補強戦略について、以下のようなコメントを残している。

 「クラブ内で議論を重ねるうちに、我々の補強戦略がいかにうまくいっているのか理解した。マーク・ローウェルにはアジアとのパイプラインがある。彼がセルティックで成し遂げたこと、市場開拓は本当に印象的だ。古橋や旗手など、彼らはここでよくやっている。(アジアをターゲットとした選手獲得は)これからも続くだろう」

 「私は日本、韓国、オーストラリアなど、アジアの市場について考えている。まだ見つかっていない選手が多く、今では他のクラブにもアジアの市場を活用しようとする動きが見られる」

 なおマーク・ローウェル氏は、マンチェスター・シティ、ニューヨーク・シティFC、メルボルン・シティ、横浜F・マリノスをへて、昨年にセルティックトップチーム編成部門の責任者に就いている。同氏の存在が日本人選手選手獲得の可能性を左右すると考えられる。