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前田大然、レギュラー白紙か「決定力不足」セルティックは豪州FW獲得合意

前田大然 写真:Getty Images

 スコットランド1部セルティック所属の日本代表FW前田大然は、以前プレミアリーグ(イングランド1部)移籍の可能性が報じられていた。その前田には来季、セルティックでレギュラーを奪われる可能性が浮上している。

 前田は2021年12月に横浜F・マリノスからセルティックへ移籍。決定力不足により批判を浴びる時期もあったが、2022/23シーズンはリーグ戦35試合の出場で8ゴール5アシストをマーク。FW古橋亨梧やMF旗手怜央とともに、主力選手としてリーグ連覇やスコットランド3冠達成に大きく貢献していた。

 ただセルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルーは、今月はじめにトッテナム・ホットスパーの監督に就任。セルティックは後任としてブレンダン・ロジャーズ氏を招へいしている。また英紙『デイリーレコード』の報道によると、セルティックはFWマルコ・ティリオの獲得で豪州1部メルボルン・シティFCと合意に達したという。

 この合意報道をうけて、英メディア『フットボール・ファンキャスト』は、ウイングを本職とする前田とティリオを比較。前田が2022/23シーズンのリーグ戦で1試合あたり0.8回の決定機演出にとどまったことを紹介すると、「前田はリーグ戦でゴールよりもビッグチャンスを逃すことの方が多く、チャンスを無駄にしていた」と指摘。

 「ティリオを獲得すれば、セルティックはサイド攻撃からのゴール数を増やすことができるだろう。敵陣に近いエリアで日本代表選手のクオリティを大幅にアップグレードできる可能性がある」と綴っている。

 なお前田の去就については英紙『グラスゴー・タイムズ』は今年3月、サウサンプトンがセルティックの公式戦にスカウト陣を派遣したと報道。ただサウサンプトンがプレミアリーグ最下位で2部に降格したほか、シーズン終了後は同選手に対する他クラブの関心が報じられていない。