日本代表・海外組 海外日本人選手

鎌田大地のミラン移籍破談か。マルディーニら幹部一斉退団へ

鎌田大地 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルトは今月5日、日本代表MF鎌田大地が契約満了により退団したと公式発表。同選手はMF本田圭佑の古巣であるセリエA(イタリア1部)ミラン移籍で合意したと報じられているが、ここにきて破談の可能性が浮上している。

 鎌田はこれまでボルシア・ドルトムントやラ・リーガ(スペイン1部)アトレティコ・マドリード、セリエA王者ナポリなど複数クラブからの関心が伝えられていた。そんな中、ドイツメディア『シュポルト1』は先月末に「ミランが来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得したため、鎌田がミランに加入することが決まった。両者は5年契約を結ぶ」とリポート。選手サイドとクラブ幹部による合意が報じられていた。

 またイタリアメディア『メディアセット』は5日、同選手のメディカルチェック時期について、キリンチャレンジカップ2023ペルー戦が行われる今月20日よりも後になるとの見通しを示している。

 そんな中、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の報道によると、パオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)とフレデリック・マッサーラSD(スポーツディレクター)らミラン幹部複数名の退団が決定したとのこと。後任にラツィオSDのイグリ・ターレ氏が浮上するなど、クラブ内部は混乱状態だという。マルディーニ氏とマッサーラ氏は鎌田を高く評価していた。それだけに今回のフロント刷新は、同選手の去就に影響を与える可能性があると考えられる。