Jリーグ サガン鳥栖

J1鳥栖コーチ「違法動画で吊し上げる投稿を…」選手批判への反論に賛否

サガン鳥栖のゴール裏 写真:Getty Images

 サガン鳥栖は24日にYBCルヴァンカップ・グループステージのジュビロ磐田戦を控えている。その磐田戦を前に、須和部譲コーチのSNS投稿が話題を呼んでいる。

 須和部コーチは鳥栖所属選手に対するSNS上での声や戦術批判に反応。「CBやSBの選手について”正対”できなかったと、違法に動画をアップし、吊し上げる投稿をよく目にする。そんなことはもう皆んな分かっている。でも、1万人を超える人たちの前で、色んなものを背負ってプレーしながら、”正対”することを”簡単”だと思っているならセンスがない」と、試合映像をアップロードしている人物に憤慨。

 「もし”僕が”そこでボールを受けたら、ノージャッジでバックパスか、背後に蹴り飛ばすことしかできません。そのくらいのことを選手たちはトライしている。選手たちにリスペクトを」と、試合中のプレー判断が難しいことを強調している。

 そして同コーチは「フットボールや戦術、プレーの分析、解釈、感想を発信することは素晴らしいことだと思います。それがポジティブなことだけでなくて、批判的だとしても、その人の考えは尊重されるべきだと個人的に考えています」と一定の理解を示しつつも、「しかし、選手をバカにするような表現は残念に思えます」と、選手に敬意を払うよう求めた。

 この投稿には「素人サッカー評論家には分からない世界」、「サッカー好きが選手を貶めてどうする?」、「素人が口に出してもそれは自己満にしかならない」と賛同意見が数多く寄せられているほか、「違法動画、画像はいけない」という声も噴出。

 「生活賭けてプレーしてる時点で全てのプレーヤーを尊敬するわ」、「選手達は凄い世界で戦ってるんだな」と選手をリスペクトするファンも多く見られる一方、「落としこめないのは指導者の実力不足」、「黙ってプロとして仕事をしてほしい」といった批判も集まっている。

 なおJリーグ試合運営管理規程第4条で定められているように、Jリーグは「試合開始(前半キックオフ)から試合終了(後半終了)までの間(ハーフタイムは除く)にピッチ上を撮影した映像」のSNS投稿を認めていない。