日本代表・海外組 日本代表

髙橋仁胡、A代表で日本選択か「将来のことは…」バルセロナ出身で三重国籍

髙橋センダゴルタ仁胡 写真:Getty Images

 ラ・リーガ(スペイン1部)バルセロナ下部組織所属のU20日本代表DF髙橋センダゴルタ仁胡は、日本時間22日に行われたFIFA U20ワールドカップ・グループステージのセネガル戦でフル出場。A代表でもアルゼンチンではなく日本を選択する意向を本人が明かしたようだ。

 アルゼンチン人の父親と日本人の母親を持つ髙橋は、スペインのバルセロナで誕生。日本、アルゼンチン、スペインの国籍を有する中2019年にバルセロナと契約を結ぶと、2021年からフベニールA(U19チーム)に所属。昨年にU19日本代表の一員として第48回モーリベスレベロトーナメントに参戦すると、今年3月にはAFC U20アジアカップに出場。ベスト4入りでU20W杯出場権獲得に貢献している。

 アルゼンチン大手スポーツ紙『Tycスポーツ』の報道によると、髙橋はU20W杯での目標について「我々の目標が、優勝であることに変わりはありません。それを達成するために、最後まで戦い抜きます」と語っていたとのこと。

 そして将来的なアルゼンチン代表入りの可能性については「その後のことについては、何が起こっても問題ありません。今は日本代表のことしか考えていません」とコメントを残したという。

 またアルゼンチン人の父親も「私はいつも息子に『今この瞬間を生きなければならない』と言っています。今、日本が息子に賭けてくれていますし、とても幸せですよ」と、U20日本代表入りへの満足感をあらわにしたという。

 なおU20日本代表は25日にコロンビア代表、28日にイスラエル代表と対戦する。髙橋はFC東京所属FW熊田直紀らとともに主力選手として活躍しているだけに、日本代表の一員としてFIFAワールドカップに出場することも期待される。