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元広島・川辺駿がプレミア挑戦?スイス1部退団へ「0.9億円の高額年俸が…」

川辺駿 写真:Getty Images

 かつてジュビロ磐田やサンフレッチェ広島でプレーしていた日本代表MF川辺駿は、スイス1部グラスホッパー・クラブ・チューリッヒの中心選手として活躍。昨年夏にはプレミアリーグ(イングランド1部)ウルバーハンプトン・ワンダラーズからのレンタル移籍によりグラスホッパーに残留していたが、現地では今季終了後のグラスホッパー退団が確実と報じられている。

 同選手は磐田や広島をへて、2021年7月にグラスホッパーへ完全移籍。海外挑戦1年目から主力選手として活躍すると、昨年1月にウルバーハンプトンへの完全移籍が正式決定。ただレンタル移籍という形でグラスホッパーにとどまると、今季もここまで公式戦30試合の先発出場で8ゴール10アシストをマークしている。

 その川辺はウルバーハンプトンとの契約を2025年6月まで残している。そんな中、スイス紙『ブリック』は同選手の今後を特集。「グラスホッパーにとって川辺の退団は大きな損失だが、金銭的にはほぼ確実だ」と切り出すと、「年俸60万フラン(約9000万円)といわれる川辺は、財政面での節約を強いられるクラブの中でもトップクラスの稼ぎ手である」

 「ウルバーハンプトンからのレンタル移籍期間も今季限りで終了し、川辺のニーダーハスリ(グラスホッパーのホームタウン)での生活もそれとともに終了する」とリポート。ただウルバーハンプトンの来季構想に同選手が含まれている可能性については触れていない。

 なおウルバーハンプトンは今季プレミアリーグで11勝7分17敗。2部降格圏内の18位レスター・シティから勝ち点10差の13位と、3試合を残してプレミアリーグ残留を確定させている。