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森保監督も現地視察?中村航輔と相馬勇紀がポルトガル1部で直接対決

相馬勇紀 写真:Getty Images

 サッカー日本代表の森保一監督は、先月中旬から欧州視察を実施。名古屋グランパスからポルトガル1部カーサ・ピアACへ期限付き移籍中のMF相馬勇紀と今週なかばに面会しただけに、ポルティモネンセ所属GK中村航輔と相馬による日本人対決を現地観戦した可能性がある。

 森保監督はアーセナル所属DF冨安健洋をはじめFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)出場選手と会談すると、今月2日にはカーサ・ピアのクラブ施設を訪問。相馬本人やクラブ関係者との記念写真がカーサ・ピア公式ツイッターアカウントにアップされて話題を呼んでいた。

 そんな中、今月5日開催のプリメイラリーガ第31節カーサ・ピア対ポルティモネンセでは、カーサ・ピア所属MF邦本宜裕がベンチ外となる中、相馬と中村がフル出場。ポルティモネンセがボールを握る中、カーサ・ピアは68分に相馬がおとりの動きを見せて相手DFを引き付けると、右サイドでフリーになったMFルーカス・ソアレスがペナルティエリア内から強烈なシュートを放ち先制する。

 中村は先制点こそ許したものの、シュート18本、枠内シュート4本を浴びる中で1失点にまとめると、ポルティモネンセは後半アディショナルタイムに同点ゴールを奪取。勝ち点1の獲得に貢献した。

 森保監督がこの一戦をスタンドから観戦していた可能性については、現地で報じられていない。ただ両選手ともに今年6月の日本代表入りを目指すにあたり、日本人対決で結果を残した格好だ。

 元柏レイソル所属選手の中村は、昨年9月以降リーグ戦全試合でフル出場。ただ2019年12月のE-1サッカー選手権を最後にA代表招集歴はなく、カタールW杯でもメンバー外。今年3月のキリンチャレンジカップ2023では、カタールW杯の正守護神である清水エスパルスGK権田修一がメンバー外だっただけに、中村の日本代表復帰を推す声が沸き起こっている。

 一方、東京五輪の日本代表メンバーである相馬は、昨年7月にEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)の日本代表に選出されると、9月のキリンチャレンジカップ2022におけるアピールをへてFIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)に出場。ただ今年3月にキリンチャレンジカップ2023ではメンバー外だった。