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日本代表入りへ移籍示唆仇に…アペルカンプ真大をデュッセルドルフ監督批判

アペルカンプ真大 写真:Getty Images

 ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフでMF田中碧とチームメイトのU21ドイツ代表MFアペルカンプ真大は先日、将来的な森保ジャパン入りを意識した上でのステップアップ移籍を示唆。デュッセルドルフのダニエル・ティウーヌ監督が同選手の発言に不快感をあらわにしている。

 現在22歳のアペルカンプは今季ここまでリーグ戦28試合の出場で5ゴール7アシストをあげるなど、田中とともに主力選手として活躍。ただ先月中旬から5試合つづけてベンチスタートとなると、今月22日のニュルンベルク戦で久々の先発出場もゴールを奪えず、チームも0-2と敗れた。

 そんなアペルカンプは今月中旬、ドイツメディア『トランスファーマルクト』のインタビューで「僕は今、ドイツ2部リーグで3年近くプレーしています。それは僕にとって重要な時間です。ただもちろん、このままずっとこのリーグに留まりたいとは思いません」

 「できればフォルトゥナでブンデスリーガに挑戦したいんですけどね。今は残りの試合に集中していますし、その後にすべてうまくいくでしょう」と、ステップアップ移籍の可能性を示唆。

 「日本代表への思いが強まっています。僕も代表のリストに載っていますが、他のメンバーのクオリティが高いですね。日本代表でチャンスを得るためには、次のステップに進まなければいけません」と、将来的な日本のA代表入りへのこだわりも明かしている。

 また同選手とデュッセルドルフとの契約期間は2026年6月までであり、現行契約に退団条項は盛り込まれていないと報じられていた。

 するとティウーヌ監督はニュルンベルク戦後、アペルカンプの発言に対して「このクラブこそが周囲からの関心を引き寄せる場なんだ。目標を語ってもアピールにならない。毎日成果を出さないといけないんだ」と苦言。

 「彼のクオリティをピッチで発揮させるためには、試合の中で我々が彼を見つけなければならない。もし見つけられなかったら、彼が自分自身で見つけなければならない。ひとりの選手として、彼はまだレベルアップする可能性を秘めている。フィジカル面も含めて、改善点はある」と語っている。