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ソシエダ久保建英の隔離に西紙疑問「奇妙だ」JFA説明の矛盾指摘も

久保建英 写真:Getty Images

 レアル・ソシエダ所属の日本代表MF久保建英は、24日開催のキリンチャレンジカップ2023ウルグアイ戦を欠場。同選手は新型コロナウイルス検査で陰性が確認されなかったことを理由に隔離されているが、スペイン国内では日本サッカー協会(JFA)の見解に対する異論が沸き起こっている。

 久保は今月19日のラ・リーガ(スペイン1部)エルチェ戦でゴールを決めた後、代表活動参加のため帰国。帰国前にコロナ感染の疑いがある症状があったと検査を受けたものの、21日から3日間にわたり陰性が確認されなかったため、ウルグアイ戦でメンバー外となっていた。

 またJFAは症状が見られた日時について、「スペイン滞在中の今月16日」と説明。日本政府の新型コロナ関連規定では症状が無くなった時点から7日後に隔離解除が認められることから、同選手は24日に隔離期間を終えたとみられる。

 するとスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』は「久保が奇妙な隔離期間を終える」と見出しをうち、「彼は今後日本代表のトレーニングに参加し、(今月28日の)コロンビア戦で出場可能となる」とリポート。

 「今月16日にコロナ感染の疑いがある症状があった」というJFAの説明を伝えると、「JFAの説明だと、19日のエルチェ戦では健康上の問題を抱えたままプレーしたことになる。ただそのおかげで、彼は先制ゴールを決めることができた」と綴っている。

 なお『ムンド・デポルティーボ』は森保ジャパンにおける久保の立ち位置について、「21歳という若さにもかかわらず、彼は自国を代表する選手のひとりである」と説明。ソシエダでのプレーと同じく、主力選手として働きを期待している。