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浦和移籍報道ギアクマキスの退団示唆。セルティック監督「プレーさせない」

ギオルゴス・ギアクマキス 写真:Getty Images

 セルティックで日本代表FW古橋亨梧(28)ら日本人選手が活躍する中、ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)には浦和レッズ移籍の可能性が取りざたされている。そんなギアクマキスは21日の公式戦で再びメンバー外に。アンジェ・ポステコグルー監督が同選手の現状について語っている。

 ギアクマキスは今月17日のトレーニングを欠席すると、18日のスコットランド1部リーグ第22節・セント・ミレン戦でメンバー外。ポステコグルー監督はセント・ミレン戦後のメディアインタビューで「彼は怪我した」と欠場理由を説明していたが、20日になって全体トレーニングへ合流している。

 それでも21日に行われたスコティッシュカップ4回戦・グリノック・モートン戦でもメンバー外。ポステコグルー監督は試合後の会見でギアクマキスの去就について質問を受けると、「ギアクマキスは少し痛みを抱えていた。彼は20日にトレーニングを行ったが、彼のまわりでは大きなのことが起こっていると言っていい」

 「私個人的な考えだが、(試合でプレーするためには)フィジカルだけでなくメンタルも重要だ。彼とはかなり話をしているが、彼に何が起こっているのかがはっきりするまでは、プレーさせない方がいいと思ったんだ」とコメント。移籍の可能性がある中、心身ともに問題を抱えていることを明かしている。

 ギアクマキスはセルティックとの契約期間を2026年6月まで残す中、昨年12月にクラブ側との契約交渉が停滞したことをきっかけに、以前から今年1月中の移籍が濃厚とみられている。

 また移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が今月16日に「浦和レッズはギアクマキスの移籍でクラブ間合意に達した。 総額で400万ユーロ(約5億6000万円)。個人的な条件についてはまだ交渉中」とリポート。

 しかしスペイン1部カディスによる獲得レース参戦が報じられるなど、同選手の去就は依然として不透明だとみられる。