Jリーグ 清水エスパルス

清水ピカチュウの古巣復帰決定。無償レンタル・年俸全額負担と現地報道

ヤゴ・ピカチュウ 写真:Getty Images

 ブラジル1部フォルタレーザECは6日、J2降格の清水エスパルスからブラジル人MFヤゴ・ピカチュウ(30)を買い取りオプション付きの1年レンタルにより獲得したと公式発表している。

 同選手は今年7月、ブラジル1部フォルタレーザECから清水エスパルスへ完全移籍。7月31日の第23節・サガン鳥栖戦で先発出場しJリーグデビューを果たすと、その後9月中旬まで7試合つづけてスタメン出場。10月以降は全4試合で途中出場したが来日初ゴールを挙げることはできなかった。

 そんなピカチュウの去就について、同選手の代理人は先月中旬にブラジルメディア『Diario do Nordeste』のインタビューで「ピカチュウが日本に来た時に清水エスパルスが低迷していた。彼自身かなり苦しんだが、トップレベルに戻った。(ブラジルに)戻るのはかなり難しいし、ありえない」

 「清水エスパルスとは2年間の契約を残している。年俸も高く、フォルタレーザEC(の支払える)のレベルをはるかに超えている」とコメント。今冬古巣復帰の可能性が低いとの見解を示していたが、今月に入ってフォルタレーザECと清水エスパルスの交渉が進展。1年間の無償レンタル、フォルタレーザECの年俸全額負担で合意の可能性が報じられていたが、6日になって古巣復帰が正式決定している。

 なおピカチュウと清水エスパルスの契約内容については「年俸70万ドル(当時約9600万円)による2年半契約」と複数のブラジルメディアが報道。またフォルタレーザECの会長は同選手の放出で移籍金80万ドル(当時約1億1000万円)を手に入れることを明かしていた。