森保一監督率いる日本代表は27日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ第2戦でコスタリカ代表相手に0-1と敗北。失点に関与したDF吉田麻也（シャルケ）や、MF三笘薫（ブライトン）へほとんどパスを供給しなかったDF伊藤洋輝（VfBシュツットガルト）への批判が集中する中、「戦犯探し」を巡りサッカーファンの間で激しい議論が繰り広げられている。
伊藤洋輝はドイツ戦で出番がなく、コスタリカ戦では後半キックオフからDF長友佑都（FC東京）にかわって途中出場。しかし後半途中から左サイドで途中出場した三笘薫へパスを供給する場面が少なかったほか、バックパスが多い点に疑問の目が向けられている。
また吉田麻也は後半36分、ペナルティエリア内まで攻め込まれたシーンでセカンドボールにスライディング。クリアではなく繋ごうとしたがボールが中途半端に浮くと、MF守田英正（スポルティングCP）が収めようとしたところをDFケイセル・フレール（CSエレディアーノ）がカット。そのままペナルティエリア手前からシュートを放たれると、シュートはゴールマウス左隅に突き刺さった。
試合後、ツイッターでは両選手に対する批判が沸き起こると、「吉田麻也」と「伊藤洋輝」がトレンド入り。中には誹謗中傷のコメントも見られるなど、SNSの投稿内容を巡って様々な意見が上がっている。
すると両選手を戦犯扱いすることについて「戦犯探しとかくだらない」、「こういう時こそ、戦犯探ししないで後押ししよう」といった反対意見が噴出。ただ一方で「戦犯探しやめようとか甘いな」、「こんな試合されたら戦犯探しする人の気持ちも分かる」、「戦犯探しやめよう！みたいな論調見てると吐き気する」といった反発の声も数多く上がっている。
くわえて「戦犯探しでも手の平返しでも好きにすればいい」、「戦犯探しとなると誹謗中傷もセットでついてくるよな」といった意見も上がるなど、「戦犯探し」がトレンド入りしている。
なお日本代表は23日のグループリーグ初戦でドイツ代表に2-1と勝利。W杯優勝候補相手の大金星で森保ジャパンへの称賛が相次いでいただけに、コスタリカ戦後の批判を「手のひら返し」と指摘するSNSユーザーも多く確認できる。
コメントランキング