セルティック所属のMF旗手怜央(24)は、12日のリーグ戦で2アシストをマーク。チームの勝利に大きく貢献した一方、現地メディアは同選手をFIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表メンバーに選出しなかった森保一監督に疑問の目を向けている。
同選手は昨年12月に川崎フロンターレからセルティックへ完全移籍すると、加入1年目からレギュラーに定着。今季はUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージでも活躍しているが、日本代表ではここまでわずか1試合の出場。9月のキリンチャレンジカップ2試合でいずれもベンチ外となると、カタールW杯の日本代表メンバーから落選している。
そんな旗手怜央は12日のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第16節・ロス・カウンティ戦で先発出場。62分に自らのドリブル突破から同点ゴールをアシストすると、68分にはワンタッチでの素早いパスからFWセアド・ハクサバノビッチ(23)の勝ち越しゴールを演出。全得点に絡む活躍でセルティックを勝利に導いている。
セルティックの専門サイト『CELTIC ARE HERE』は旗手怜央をMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出。「8」(10段階評価で「10」が最高点)とチーム内最高評価を与えるとともに「旗手怜央は体を巧みに使い、数多くのインテリジェントなパスを供給した。先制点も彼の素晴らしいドリブル突破から生まれた」と評価している。
くわえて「今日の活躍を見れば、日本代表の森保一監督がなぜ旗手怜央をカタールW杯に連れて行かないのか不思議に思う」と言及。同選手をカタールW杯メンバーに選出しなかった森保一監督や日本サッカー協会に対する不満をあらわにした。
なお英紙『ザ・スコッツマン』は今月3日、FW古橋亨梧(27)と旗手怜央が落選したことについて「古橋亨梧と旗手怜央がここ1年ほどセルティックで一緒にプレーしているということは、人一倍波長が合い、連係が取れているのだろうと思われる」と言及。
森保一監督が選考基準に「チームとして波長が合う選手、動きや連動性がある選手、組織を通して個人の強みを活かせる選手」を掲げたことに触れた上で、同監督の発言に矛盾があると主張している。
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