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川崎がブラジル人FWコウチーニョ獲得間近?現地「ダミアンの後釜で…」

ドウグラス・コウチーニョ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレは元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(33)の去就に注目が集まる中、ブラジル2部ロンドリーナEC所属のブラジル人FWドウグラス・コウチーニョ(28)を獲得する可能性があるようだ。27日、ブラジル国内のラジオ局『Paiquere 91.7』が報じている。

 コウチーニョは身長183cmで右利きのストライカー。ブラジル国内の複数クラブを渡り歩いたほか、2019年には韓国2部ソウル・イーランドでプレー。昨年9月から4か月にわたり無所属状態となっていたが、今年1月にロンドリーナECへ加入している。

 そのロンドリーナECでは前線や右サイドなど複数ポジションで起用される中、ここまでブラジル2部リーグで31試合に先発出場して7ゴールをマーク。パラナ州選手権で挙げた4ゴールと合わせて、チーム内での得点ランキング首位に立っている。

 そんな中、『Paiquere 91.7』は「コウチーニョが来季ロンドリーナECでプレーすることはない。川崎フロンターレ移籍で合意に近づいている」と報道。これによると、同選手の代理人はアジアの複数クラブから関心を寄せられていることを明かしたという。

 また『Paiquere 91.7』は「レアンドロ・ダミアンはSCインテルナシオナウ復帰の可能性がある。川崎フロンターレはダミアンの後釜としてコウチーニョを獲得するだろう」と主張している。

 ダミアンについては、川崎フロンターレとの契約期間が2023シーズン終了後までと複数のブラジルメディアが報道。移籍金の発生を理由に今冬のSCインテルナシオナウ復帰は厳しいとの見方も広がっていた。

 しかしダミアンの代理人は今月、SCインテルナシオナウの専門YouTubeチャンネル『Canal do Vaguinha』に出演した際「我々は川崎フロンターレを尊重している。だが、来年に他クラブでプレーしないと断言することはできない」とコメント。現時点で他クラブと交渉していないこともあわせて明かした一方、移籍の可能性があると主張した。

 ダミアンは2019年の川崎フロンターレ加入以降、主力選手としてJ1リーグや天皇杯などのタイトル獲得に貢献。ただ今季はここまでリーグ戦で5得点にとどまっているほか、9月以降は負傷により戦線離脱を余儀なくされている。