セルティックで日本代表FW古橋亨梧(27)やFW前田大然(24)らを指導するアンジェ・ポステコグルー監督は、以前からプレミアリーグ移籍が噂されている。リバプール指揮官就任の可能性も伝えられる中、指揮官が自身の去就報道に言及した。24日、米メディア『FOX』オーストラリア版が伝えている。
ポステコグルーは2019年に横浜F・マリノスをJ1リーグ優勝へ導くと、昨年6月にセルティックの指揮官に就任。古橋亨梧や前田大然、MF旗手怜央(24)、MF井手口陽介(26)と日本人4選手を獲得したことで注目を集めたほか、欧州挑戦1年目の昨季にスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)優勝を成し遂げている。
そんなポステコグルー監督の去就については、日本代表MF三笘薫(25)所属のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCやウルバーハンプトン・ワンダラーズFC、それにレスター・シティの指揮官に就任する可能性が報じられていた。
また先月末にはセルティックOBのポール・スレーン氏が「リバプールのユルゲン・クロップが退任したら、後任はポステコグルーだと私は思う」とコメントを残していた。
そんな中、ポステコグルー監督本人は『FOX』のインタビューに対応。「プレミアリーグのクラブから電話がかかってきたことはあるか」と聞かれると「そんなことはない、電話には出ないよ。プライベートな電話番号だからね。(相手は)別の手段で私に連絡をとろうとするが、私のレーダーには映らないんだ」とジョークを交えながら一蹴している。
つづけて「今はセルティックのことに集中している。これまで何度も言ってきたが、セルティックでチームを構築している段階なんだ。それに、あまり先のことを考えたことがない。今までのキャリアを振り返ってみると、つねに挑戦を続けてきた。今まさにその挑戦がセルティックにあり、その挑戦を楽しんでいるんだ」
「外では私自身のことについて人々が騒いでいるかもしれないが、セルティックのことに集中することに変わりはない。いい結果を出せば、当然、注目される。でも、自分の仕事をきちんとこなしていなければ、そんなことは起こらないんだ」と、あくまでもセルティックでの仕事に集中していることを強調。
『FOX』は同監督のコメントをうけて「セルティックの素晴らしいパフォーマンスや魅力的なサッカーは、プレミアリーグの複数のクラブからの強い関心を呼ぶことになった。しかしポステコグルーはそのような噂を一蹴し、セルティックでのプロジェクトに専念していることを強調した」と総括している。
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