ワールドカップ 欧州その他

カタールW杯メンバー落選の危機に陥る欧州選手たち

ユベントス MFポール・ポグバ 写真:Getty Images

ポール・ポグバ(ユベントス)フランス代表

MFポール・ポグバは、2018年のロシアW杯でフランス代表を優勝へ導いたメンバーの1人である。優勝経験を持つ功労者に今大会の出場機会を与えることは重要な任務であると考えられるが、この夏にユベントスへ移籍してから膝の怪我に悩んでおり、グループステージ初戦までに間に合うようには見えない。

ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は「ポグバは1月に復帰することになるだろう」と語っており、W杯出場についての言及は避けた。ポグバのカタールW杯出場は危ういことを意味している。


マンチェスター・ユナイテッド GKダビド・デ・ヘア 写真:Getty Images

ダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)スペイン代表

GKダビド・デ・ヘアは2021/22シーズン、マンチェスター・ユナイテッドで印象的なプレーを見せた選手の1人だったが、この秋のカタール行きを確実にしていない。デ・ヘアが最後にスペイン代表でプレーしたのは2020年まで遡る。

スペイン代表の現在の正GKにはウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)が立ちはだかり、ダビド・ラヤ(ブレントフォード)やロベルト・サンチェス(ブライトン)がサブとして控える。デ・ヘアが序列で遅れと取っていることには変わりない。ルイス・エンリケ監督も3人に対して一定の信頼を寄せており、ここに割って入ることはかなり難しいと考える。


バイエルン・ミュンヘン DFリュカ・エルナンデス 写真:Getty Images

リュカ・エルナンデス(バイエルン・ミュンヘン)フランス代表

DFリュカ・エルナンデスは、9月14日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ、グループステージ第2節バルセロナ戦で先制点を挙げ、バイエルン・ミュンヘンを2-0の勝利に導くも、左内転筋を損傷した。

それ以降、クラブやフランス代表メンバーでの出場機会を失い、少なくとも後5週間は欠場する可能性が高い。その間、ディディエ・デシャン代表監督の目に留まるプレーをできるかどうかは微妙なところである。


マンチェスター・ユナイテッド FWマーカス・ラッシュフォード 写真:Getty Images

マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)イングランド代表

FWマーカス・ラッシュフォードはガレス・サウスゲート監督率いるイングランド代表の中心選手だったが、EURO2020決勝のイタリア戦に敗れて以来、代表メンバーとしてプレーしていない。

昨2021シーズンのラッシュフォードは、イングランドを代表する水準のパフォーマンスには程遠かった印象だ。エリック・テン・ハフ監督の下新体制となったマンチェスター・ユナイテッドでの今2022/23シーズンは、徐々にトップフォームのプレーを見せる。しかし安定した状態をクラブでも代表でも維持するという課題に直面している。

ページ 2 / 2

名前:秕タクオ

国籍:日本
趣味:サッカー、UNO、100均巡り

サッカー観戦が日課のしがないサラリーマンです。かれこれ人生の半分以上はサッカー観戦に明け暮れ、週末にはキルケニー片手にプレミアリーグやJリーグにかじりついています。

筆者記事一覧