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冨安健洋に先発復帰待望論が!マンU戦最低評価のアーセナルDFを現地酷評

冨安健洋 写真:Getty Images

 アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋(23)は、負傷離脱もあり右サイドバックのレギュラーからバックアッパーに序列を下げている。しかしマンチェスター・ユナイテッド戦での敗北をうけて、現地では同選手のスタメン起用を推す声が上がっているようだ。

 冨安健洋は昨年8月にボローニャからアーセナルへ完全移籍。プレミアリーグ挑戦1年目の2021/22シーズンから右サイドバックでレギュラーに定着していたが、今年1月以降は右ふくらはぎなど複数箇所を負傷していた。

 そして今季は開幕から出遅れると、先月13日の第2節・レスター戦で途中出場。以降も公式戦全試合で途中出場となっており、イングランド代表DFベン・ホワイト(24)に右サイドバックのレギュラーを奪われている。

 その中、アーセナルは今月4日のプレミアリーグ第6節・マンチェスター・ユナイテッド戦で1-3と敗北。この試合でもホワイトが先発出場していたが低調なパフォーマンスを露呈。『SofaScore』の採点でチーム内最低評価の6.3点(10点満点)を叩き出していた。

 これを受けて英メディア『READ SPORT』は5日、「アーセナルのミケル・アルテタ監督は、トミヤスに頼るべきだ」と見出しをうち、右サイドバックの陣容に関する特集記事を掲載。

 マンチェスター・ユナイテッド戦黒星について「アーセナルで苦戦した選手の一人が、ベン・ホワイトだ。今シーズンここまでリーグ戦全試合でプレーしているホワイトは、(マンチェスター・ユナイテッド戦で)最も低評価の選手になってしまった」

 「またフットボール・ロンドン(英メディア)はホワイトについて『後半、アーセナルの最終ハイラインが高い位置をとった時、カバーリングでベストを尽くしたが、十分な働きをすることはできなかった』と伝えている」と、ホワイトを戦犯扱いにしている。

 その上で「80分にホワイトとの交代で出場したトミヤスは、関与した1つのデュエルに勝利したことに加え、この試合でホワイトよりタックル回数、インターセプト回数が1つ多かった」

 「トミヤスは昨季、タックルとインターセプトの合計数が74と、アーセナルの中で4番目に多い。彼がいかに有能なディフェンダーであるかをさらに際立たせることに成功した」と、冨安健洋のストロングポイントを強調。

 「ホワイトは以前、トミヤスについて『シンプルなことを世界レベルでやってのける』と称賛していた」

 「アルテタ監督が守備の強化を望むのであれば、今まさにホワイトの右サイドバック起用に終止符を打ち、代わりにトミヤスを起用する絶好の機会かもしれない」と記し、冨安健洋のレギュラー再昇格が適切だと主張した。