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横浜FC小川航基にイタリア方面から関心?STVV移籍の噂も…

横浜FC FW小川航基 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグの横浜FCに所属するFW小川航基(25)は、シント=トロイデンVV(STVV)移籍の可能性が取りざたされていた。しかし、ここにきてイタリア国内クラブが同選手に関心を寄せているようだ。12日、イタリアメディア『Calcioline』が伝えている。

 小川航基は2016年にジュビロ磐田でプロキャリアをスタート。2019年12月にはEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジアサッカー選手権)で日本代表に選出されるなど、Jリーグの舞台で頭角を現していた。

 そして昨季終了後にジュビロ磐田から横浜FCへ完全移籍すると、今季はここまでリーグ戦ほぼ全試合で先発出場し、18ゴールをマーク。J2得点ランキング首位に立つなど、横浜FCの上位躍進に大きく貢献している。

 そんな小川航基の去就についてはベルギーメディア『VOETBAL』が今年6月、STVVの獲得候補に同選手の名前が挙がっていると報じていた。ただSTVVはあくまでもデポルティーボ・アラベスに復帰したFW原大智(23)の再獲得を目指している模様。今月には元日本代表FW岡崎慎司(36)がSTVVのトレーニングに参加しており、小川航基獲得の噂は立ち消えとなっている。

 その中『Calcioline』は、セリエB(イタリア2部)ジェノアが小川航基の獲得に向かう可能性を報道。同選手と横浜FCの契約が来年1月までであると伝えているほか、記事内では「ジェノアが日本人ストライカーの三浦知良を連れてきたのは、1994/95シーズンのことだった。この選手は1シーズンで21試合に出場し、1ゴールをあげている。そして今長い時を経て、またひとり日本人選手がジェノア移籍を目指すことになるかもしれない」と綴られている。

 ただし、セリエB所属クラブはイタリア国外クラブに在籍するEU圏外の外国籍選手を獲得できない。そのためジェノアが小川航基の獲得に乗り出すのは、早くても来年6月以降となる。さかんに海外移籍の可能性が伝えられているだけに、横浜FCでブレイクを果たした小川航基の今後に注目が集まる。