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岡崎慎司獲得の可能性は…STVV監督「練習で我々を驚かせているが…」

岡崎慎司 写真:Getty Images

 元日本代表FW岡崎慎司(36)は現在、MF香川真司(33)らを擁するシント=トロイデンVV(STVV)の練習に参加している。その中、STVVのベルント・ホラーバッハ監督が岡崎慎司について語った。12日、ベルギー紙『HBVL』が伝えている。

 岡崎慎司はかつてマインツやレスター・シティに在籍。2019年9月から2シーズンにわたりSDウエスカでプレーすると、昨年8月31日にスペイン2部カルタヘナへ加入。2021/22シーズンはリーグ戦で32試合に出場したものの、スタメンに名を連ねたのはわずか9試合に。2ゴール1アシストという結果を残せなかった。

 またスペイン紙『アス』は今年6月、岡崎慎司が2022/23シーズンの構想から外れていると報道。契約満了によるカルタヘナ退団が既定路線とみられているが、今月12日時点でも同選手に関する公式発表が行われていない。

 その中、岡崎慎司は今月8日からSTVVのトレーニングに参加。『HBVL』は同選手加入の可能性について「契約もあるのかどうかは、また別の話だ。岡崎慎司がホラーバッハ監督に好印象を与えた場合のみ、話が可能となる。STVVは原大智の再獲得を強く望んでいるが、決定するのはレンタル元のデポルティーボ・アラベスである」と見解を述べていた。

 そのホラーバッハ監督はジュピラー・プロ・リーグ第4節・アンデルレヒト戦の前日記者会見に出席。チーム全体の現状について「ディフェンスがかなり機能している。ただ今のところは、ストライカーである原大智やジョアン・クラウスのような存在がいない。そこは今後も補強が必要だろう」と、引き続きフォワードの獲得を目指す姿勢を見せている。

 また岡崎慎司については「彼はトレーニングで我々を驚かせている。しかし、彼とはまだ契約は結んでいないので、単なる補足事項だ」とコメント。今後正式に契約を結ぶ可能性について言及しなかった。

 なおSTVVは今季開幕から3試合つづけて引き分け。絶対的ストライカーの日本代表FW林大地(25)がすでに2得点と結果を残している一方、香川真司が中盤センターではなく前線でスタメン出場。攻撃陣の選手層に依然として不安を抱えている。