Jリーグ サンフレッチェ広島

広島、ソティリウ獲得報道の裏で…ジュニオール・サントスの母国復帰確実に

ジュニオール・サントス(写真右) 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・サンフレッチェ広島所属のブラジル人FWジュニオール・サントス(27)は、母国復帰間近となっているようだ。12日、ブラジルメディア『ランセ』が報じている。

 ジュニオール・サントスはブラジル1部フォルタレーザECや柏レイソル、横浜F・マリノスなどをへて、昨年1月にサンフレッチェ広島へ完全移籍。昨季はリーグ戦で7ゴールをマークしたが、シーズン後半戦にレギュラーからベンチ要員に降格したこともあり、19試合の先発出場にとどまっていた。

 そして今季はここまでリーグ戦24試合中13試合に先発出場。ミヒャエル・スキッベ監督のもとでもコンスタントにスタメン起用されていたが、今月3日のYBCルヴァンカップ・プライムステージ準々決勝の1stレグ・横浜F・マリノス戦以降は3試合つづけてベンチ外となっている。

 そんなジュニオール・サントスは、ブラジル1部ボタフォゴFRへのレンタル移籍がほぼ確実とのこと。『ランセ』は「交渉は長引くことなく、すぐにまとまった。ジュニオール・サントスは今年末までのレンタル移籍となるが、来年6月までのレンタル期間延長が可能である。レンタル期間終了時には、ボタフォゴFRが希望すれば買い取りオプションも行使できる」と契約内容を報道。すでにクラブ間合意に達しており、現在は同選手のメディカルチェックを残すのみだという。

 なおブラジルメディア『Diario do Nordeste』の報道によると、柏レイソルはジュニオール・サントス獲得の際、フォルタレーザECが同選手の保有権25%を持つことで合意。その柏レイソルはサンフレッチェ広島に同選手を放出するにあたり、フォルタレーザECに30万ドル(当時約3300万円)を支払っている。

 そのためサンフレッチェ広島はジュニオール・サントスを獲得した際、柏レイソルに対して120万ドル(当時約1億3000万円)を支払ったとみられている。キプロス代表FWピエロス・ソティリウ(29)のサンフレッチェ広島移籍がほぼ確実と伝えられる中、ジュニオール・サントスがチームを離れるようだ。