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前園真聖「甲子園に拘る必要ない」高校サッカーの”分散方式”提案に批判も

阪神甲子園球場 写真:Getty Images

 阪神甲子園球場では、第104回全国高等学校野球選手権大会が開催されている。この夏の高校野球(甲子園球場)を巡っては、酷暑対策の必要性がさかんに議論されている。その中、サッカー元日本代表でタレントの前園真聖氏(48)は全国高校サッカー選手権大会の開催方式と比較。高校野球の開催方式変更を訴えた。

 夏の高校野球は、毎年8月上旬からおよそ2週間の日程で開催。一発勝負のトーナメント方式ということもあり、多くの名勝負が繰り広げられている。

 ただ一方で、近年は7月から8月にかけて気温35℃以上の猛暑日が続出。すでにタイブレークや投手の球数制限が設けられている中、日本高等学校野球連盟は選手権大会の暑さ対策として新たに「2部制(朝の部と夕方の部)」導入の考えを示している。

 前園真聖氏は7日、フジテレビの情報・ワイドショー番組「ワイドナショー」に出演。話題が2部制導入の可能性に及ぶと、「僕は甲子園にこだわる必要はないと思っている。もしかしたら球児は甲子園よりドームでやりたいと思ってるかもしれない」と主張。高校野球ファンの間で開催場所の変更に否定的な意見が多い中、一石を投じている。

 また同氏は「ベスト4に行けば国立。それまでは分散。スケジュールも縮められる」と全国高校サッカー選手権大会の開催方式にも言及。日程短縮というメリットを強調している。

 しかし前園真聖氏のコメントに対して、SNSユーザーからは「高校球児の気持ちを全くわかっていない」、「球児は甲子園を望んでいるはず」、「聖地を何だと思っているんだ」と批判が噴出。「大人の都合で議論を進めるべきではない」、「サッカーのインターハイこそ過酷だろ」という声も上がっている。

 一方で「前園さんの意見は現実的」、「大会終盤のみ甲子園使う前園案に賛成」というコメントも寄せられている。前園真聖氏の発言をきっかけに、高校野球の開催方式に関する議論が熱を帯びている。