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STVV香川真司がボランチ再転向?原大智退団で前線に緊急コンバートも…

香川真司 写真:Getty Images

 シント=トロイデンVV(STVV)所属の元日本代表MF香川真司(33)は、今季開幕前から前線の一角でプレーしていた。しかしDF渡辺剛(25)所属KVコルトレイクとの一戦で、再び中盤センターにポジション転向する可能性があるようだ。5日、ベルギー紙『HBVL』が伝えている。

 香川真司は昨季、中盤センターでプレーする機会が多かった。ただ今季開幕前のトレーニングマッチ数試合では、日本代表FW林大地(25)とともに2トップの一角で先発出場。再三にわたりチャンスを演出するなどアピールに成功すると、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)開幕から2試合つづけて前線で先発出場していた。

 一方、STVVは昨季終了後にFW原大智(23)やFWジョアン・クラウス(25)、コンゴ民主共和国代表FWネルソン・バロンゴ(23)など複数選手の退団を発表。ドイツ3部インゴルシュタットからFWファティ・カヤ(22)やFWジャンニ・ブルーノ(30)を獲得しているが、ブルーノは加入直後に負傷。攻撃陣の選手層に不安を抱えたまま、今季開幕を迎えている。

 その中、STVVのベルント・ホラーバッハ監督はブルーノが復帰間近であることを明かした上で「香川真司は”偽9番”として我々を助けてくれた。ただ周知のように、2人の純粋なストライカーを起用することを私は好んでいる」と発言。6日の第3節・KVコルトレイク戦でブルーノを前線で起用する可能性を示唆したことから、香川真司が本職の中盤センターでプレーするとみられる。

 なおSTVVは前線強化を目的に、スペイン2部デポルティーボ・アラベスへ復帰した原大智の再獲得に動く可能性が取りざたされている。しかしスペインのラジオ局『カデナセル』は今月1日、原大智が今季のアラベスの構想に含まれていると主張している。