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堂安律、昨夏PSV残留の理由激白!ブンデスリーガ以外からオファーも

堂安律 写真:Getty Images

 SCフライブルク所属の日本代表MF堂安律(23)は昨夏、アルミニア・ビーレフェルトでのレンタル期間を終えてPSVアイントホーフェンに復帰していた。そんな堂安律がビーレフェルト退団や、昨年8月のPSV残留の舞台裏を明かした。7日、ドイツ紙『キッカー』が伝えている。

 堂安律は2020年9月、PSVからビーレフェルトへレンタル移籍。ビーレフェルトでは5ゴールをあげるなど主力選手として活躍していた。しかしビーレフェルトは昨年6月、堂安律がレンタル期間満了により退団すると発表。当時ドイツ国内では、ビーレフェルトが厳しい財政状況にあったと報じられていた。

 また、PSV復帰後はアイントラハト・フランクフルトやボルフスブルクなど、ブンデスリーガ複数クラブからの関心が伝えられていたものの残留。堂安律は以前、オランダメディアの取材でロジャー・シュミット前PSV監督からの説得により残留を決断したことを明かしていた。

 そんな堂安律は今月5日になって、SCフライブルクへの移籍が正式決定。本人は『キッカー』のインタビューに応じた際、ビーレフェルト退団理由を聞かれると「ブンデスリーガはエールディビジよりもレベルが高いので、どうしてもブンデスリーガに戻りたかったんです」

 「あの時はアルミニア・ビーレフェルト残留を望んでいたんですけど、クラブにはPSVから僕を買い取るだけのお金がありませんでした」と告白。当時のアルミニア・ビーレフェルトに財政面での余裕がなかったことを明かしている。

 そして昨年8月にPSV残留を決断した背景については「ブンデスリーガからオファーが無ければ、PSVに戻ろうと思っていましたね。PSVで証明すべきことがありましたし、何か恩返しをしたかったですからね」と説明。『キッカー』は昨夏にブンデスリーガ以外のクラブから堂安律のもとにオファーが届いていたことに触れている。