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鹿島ヴァイラー監督招へい失敗…元浦和ペトロヴィッチがエジプト代表候補に

ゼリコ・ペトロヴィッチ 写真:Getty Images

 エジプト代表は、明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズを率いるレネ・ヴァイラー監督の招へいに失敗。元浦和レッズ指揮官であるゼリコ・ペトロヴィッチ氏の招へいに動いているようだ。5日、オランダ紙『テレグラーフ』が伝えている。

 エジプト代表はグループステージ方式によるFIFAワールドカップ・カタール大会アフリカ2次予選で、ガボン、リビア、アンゴラを相手に4勝2分で最終予選に進出。セネガルとの最終予選では1stレグで0-1と敗れ、2ndレグで1-0と追いついたが、PK戦の末に敗戦。W杯出場を逃したことをうけて、4月11日にカルロス・ケイロス監督が辞任している。

 ケイロス監督の後任候補についてはエジプトサッカー協会(EFA)が4月中旬、「アル・アハリ元監督であるレネ・ヴァイラーにコンタクトをとったが、日本のクラブとの契約があるとして彼から謝罪があった」と声明を発表。ヴァイラー氏の招へいに失敗したことを明かしていた。

 またEFAはケイロス監督の後任として、4月15日にエハブ・ガラル氏を招へい。しかし先月14日の国際親善試合・韓国戦で1-4と大敗すると、2日後にガラル監督の解任を公式発表していた。

 『テレグラーフ』の報道によると、EFAはガラル監督の後任候補をペトロヴィッチ氏と、今年2月までボルドーを率いていたヴラディミル・ペトコヴィッチ氏の2名に絞り込んでいるとのこと。

 ペトロヴィッチ氏はエジプト代表監督に就任する可能性について「最初は全く気にしていなかった。私が最後の2人の候補になったのはいいことだが、それ以外のことは何もない。最終的に誰が選ばれるかということなんだ」と語っている。

 なお、ペトロヴィッチ氏は2011年に浦和レッズを率いていたが、クラブがJ2降格圏手前まで沈むと、2011年10月に解任。昨年11月17日にはイラク代表監督に就任したものの、今年1月のW杯アジア最終予選2試合で1分1敗とW杯出場が絶望的となったことにより、2月2日に解任されていた。