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浦和の無観客試合望む声も!G大阪戦の声出し応援で声明も「人物特定は?」

浦和レッズのゴール裏 写真:Getty Images

 浦和レッズは5日、明治安田生命J1リーグ第18節・ガンバ大阪戦での声出し応援について声明を発表。「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に反する行為に対して、今後厳正な対応を行う姿勢を示したが、数多くの批判を浴びている。

 Jリーグは先月から声出し応援の段階的解禁の一環として、一部試合での運営検証を実施。一部試合での「声出し応援エリア」を導入を正式決定している。一方、一部の浦和レッズサポーターは再三にわたり声出し応援やブーイングを実施。今月2日のガンバ大阪戦でも「声出し応援エリア」が設置されていない中で同様のルール違反を犯すと、多くのJリーグファンや日本国民から非難を受けている。

 これを受けて、浦和レッズは「2022年7月2日(土) ガンバ大阪戦における事象について」と題した声明を発表。一部サポーターによる行為について「新型コロナウイルス感染拡大を防ぎながら公式戦の試合運営を円滑に行うことにより、愛するチーム・選手を鼓舞する声を再びスタジアムに取り戻したいと願う、Jリーグに関わるすべての皆さまのこれまでの努力と気持ちを裏切る行為であると認識しております」と紛糾。

 「浦和レッズとして、「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に基づいた試合運営業務を遂行することができなかった事実につきまして、心よりお詫び申し上げます」と謝罪をしている。

 その上で試合当日の再発防止策として「オフィシャルサイトやSNS等を通じた啓発情報発信の継続実施」、「ホームゲーム時のスタジアムオーロラビジョンでの啓発情報発信の強化」、「違反行為への適時適切且つ毅然とした対応(即時退場を含む)」の3点を掲げている。

 しかし、この再発防止策に対してSNSユーザーからは「甘すぎる」、「罰則無いの?」、「ガンバ大阪戦で声出し応援した人の特定を」と批判が殺到。「無観客試合の実施を」、「出入り禁止処分にすべき」と罰則の即時適用を求める声も上がっている。

 なお浦和レッズは今月の時点で、声出し応援の運営検証対象試合の指定がない。クラブが度重なるルール違反に対して遺憾の意を表したとはいえ、Jリーグファンや日本国民の怒りは収まっていない。