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元C大阪ソウザが母国復帰秒読みに!ロティーナ元監督との不仲告白も

ソウザ 写真:Getty Images

 かつて明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪でプレーしていたブラジル人MFソウザ(33)が、母国復帰間近となっているようだ。4日、ブラジルメディア『Esportes DP』が伝えている。

 ソウザは2020年1月、セレッソ大阪からサウジアラビア1部のアル・イテファクへ完全移籍。加入後すぐに中盤センターでレギュラーに定着すると、およそ2年間にわたりリーグ戦ほぼ全試合にスタメン出場。今年1月にUAE1部のホール・ファカン・クラブへ完全移籍した後も、主力選手として活躍。チームも2部降格圏から10ポイント差で残留を勝ち取っていた。

 そんなソウザは、2021/22シーズンをもってホール・ファカン・クラブとの契約が満了。現在はブラジル国内でトレーニングに励んでいるという。

 その中『Esportes DP』の報道によると、ソウザはブラジル2部ナウチコの復帰間近とのこと。ナウチコの幹部はブラジルのラジオ局『Rádio Jornal』の番組内で、すでに選手サイドとの交渉を進めていることを明かした上で、早ければ今月5日にも合意に達する可能性があると見解を示したという。

 ナウチコは2019シーズンにブラジル3部で優勝。2020シーズンから2年つづけて2部残留を果たしていた。しかし、今季は16試合を終えて勝ち点「18」の獲得にとどまっており、3部降格圏内の17位セントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノからわずか2ポイント差と15位に低迷している。

 そして失点数はリーグワーストの「19」。守備面の強化が急務である中、2012シーズンの在籍していたソウザの再獲得に動いたものとみられる。

 なお、ソウザは2016年1月にクルゼイロからセレッソ大阪へ完全移籍。来日1年目から中盤センターに必要不可欠な戦力として信頼を寄せられると、2017シーズンにYBCルヴァンカップと天皇杯の2冠達成に大きく貢献していた。

 またソウザ本人は昨年1月、米メディア『ESPN』の取材でセレッソ大阪退団の理由を聞かれると「契約期間は1年残っていたけど、当時の監督とうまくいっていなかったし、ちょうどアル・イテファクからオファーが届いていたから、ここを離れたんだ」とコメント。当時セレッソ大阪を率いていたミゲル・アンヘル・ロティーナとの関係が良好ではなかったことを明かしている。