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吉田麻也、シャルケ移籍が決定的に!板倉滉の後釜探しに終止符

吉田麻也 写真:Getty Images

 サンプドリアを退団した日本代表DF吉田麻也(33)は、Jリーグ複数クラブやセリエA昇格組モンツァへ移籍する可能性が取りざたされていた。しかし、日本代表DF板倉滉(25)を放出したシャルケが、吉田麻也の獲得をほぼ確実にしたようだ。4日、ドイツメディア『フースバル』が伝えている。

 吉田麻也の去就については、以前からヴィッセル神戸や名古屋グランパスなどJリーグ複数クラブからの関心が伝えられていた。またサンプドリアの専門サイト『SAMP NEWS 24』は先月下旬、セリエA昇格組のモンツァが選手サイドとの交渉を行い、オファーを提示。アドリアーノ・ガッリアーニCEO(最高経営責任者)が同選手からの返答を待っていると伝えていた。

 一方でイタリアメディア『トゥットメルカート』は今月1日、モンツァがバルセロナ所属のスペイン代表DFオスカル・ミンゲサ(23)を獲得候補にリストアップしたと報道。モンツァがインテルを退団したイタリア代表DFアンドレア・ラノッキア(34)、カリアリ所属のDFアンドレア・カルボーニ(21)とすでに2人のセンターバックを獲得しているだけに、吉田麻也の去就に影響を与えるとみられていた。

 その中、欧州サッカーの移籍市場に精通しているイタリア人ジャーナリストのファブリシオ・ロマーノ氏は4日、吉田麻也について「シャルケは、日本人のセンターバックである吉田麻也をフリーで獲得することになった。ヨシダは明日(5日)ドイツに飛び、メディカルチェックを受ける予定だ」とツイート。同選手のシャルケ移籍が決定的と報じている。

 つづけて「ヨシダはトラブゾンスポル(2021/22シーズンのトルコ1部覇者)など多くのオファーを断った。シャルケは日本人を継承するつもりだ」と投稿。吉田麻也がレンタル期間満了により退団した板倉滉の後釜にあたると見解を示している。

 シャルケは先日、セルティックに所属するDFクリストファー・ジュリアン(29)の獲得に迫っていた。しかし、セルティックに対して買い取りオプションのレンタル移籍での獲得を求めたこともあり、クラブ間交渉が破談。引き続き板倉滉にかわるセンターバックを探していたが、吉田麻也の獲得という形で決着をつけたようだ。