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守田英正に元同僚「ポルトガルで一番…」スポルティング移籍後の課題指摘も

守田英正 写真:Getty Images

 日本代表MF守田英正(27)は、CDサンタ・クララからスポルティングCPへの完全移籍。公式発表のみを残す中、CDサンタ・クララ時代のチームメイトが同選手のクオリティを絶賛した。6月30日、ポルトガルメディア『Bola Branca』が伝えている。

 守田英正は昨年1月、明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレからCDサンタ・クララへ完全移籍。海外挑戦1年目から中盤センターでレギュラーに定着すると、今季もプリメイラリーガ(ポルトガル1部)で34試合中25試合に先発出場。監督交代が相次ぐ中でも中盤センターでレギュラーを張り続けていた。

 そんな守田英正は先月20日に現地入り。先月30日時点でスポルティングCPからの公式発表はないが、すでに新天地でトレーニングを行っていると伝えられている。

 その中、CDサンタ・クララ所属のMFリカルディニョ(23)は「モリタはどのクラブに移籍しても、素晴らしい新戦力になるだろう。多くのクオリティを持っているし、彼のポジション(中盤センター)では、ポルトガルで最高の選手のひとりだ。両足の精度や試合の流れを読む能力が高いね」と、守田英正を絶賛。

 「スポルティングCPとの契約は素晴らしいね。ロッカールームで彼と一緒に過ごせて、とても幸せだよ」と語った一方、「彼は後方からのパスやドリブルで、チームを押し上げることができるようにならないといけないね」とコメント。同選手のスポルティングCP移籍後に直面する課題を予想した。

 なおスポルティングCPは守田英正の獲得で、CDサンタ・クララに対して移籍金380万ユーロ(約5億1000万円)+ボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)を支払うとみられる。また、同選手とは年俸50万ユーロ(約6800万円)の4年契約を結んだほか、一部のポルトガル国内メディアは4500万ユーロ(約61億4000万円)の契約解除条項が設定されたと伝えている。