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中島翔哉の去就決定に中東クラブ関与か。ポルティモネンセ今夏退団も

中島翔哉 写真:Getty Images

 ポルトが保有権を持つ元日本代表MF中島翔哉(27)は、レンタル期間延長によるポルティモネンセ残留が難しいようだ。6月30日、ポルトガル紙『O JOGO』が伝えている。

 中島翔哉は2019年7月、カタール1部アル・ドゥハイルからプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ポルトへ完全移籍。しかしポルトで構想外となると、昨年1月にUAE1部のアル・アインへレンタル移籍。昨年8月にはポルティモネンセへ1年レンタルにより加入すると、リーグ戦22試合の出場で1ゴール3アシストをマークし、復調を印象付けていた。

 そんな中島翔哉は、ポルティモネンセへのレンタル期間が6月30日に満了を迎える。またポルトガル紙『ア・ボーラ』は先日、ポルティモネンセが同選手のレンタル期間延長にむけてポルトと交渉を行っていると報じていた。

 『O JOGO』は中島翔哉の去就について、「ポルティモネンセはナカジマのレンタル継続を望んでいるが、ポルトとアル・ドゥハイルが彼の今後を決める」と報道。アル・ドゥハイルが同選手の保有権を50%保持していることに触れている。

 その上で「ポルティモネンセはもちろんナカジマを戦力とみているが、状況はやや複雑だ。レンタル期間延長が最も望ましいシナリオだが、交渉は簡単ではない」と主張している。また、ポルトは中島翔哉獲得時に移籍金として1200万ユーロ(当時約14億5000万円)を支払ったほか、同選手との契約を2024年6月まで残しているという。

 なお『ア・ボーラ』は先月下旬、中島翔哉の新天地候補にプリメイラリーガのSCブラガが浮上したと報道。ポルトはSCブラガ所属のポルトガル代表DFダビド・カルモ(22)獲得にむけて、中島翔哉ら複数選手を交換要員に盛り込むとみられている。