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南野拓実、モナコ移籍で合意間近か。セビージャも移籍先候補と現地報道

南野拓実 写真:Getty Images

 日本代表FW南野拓実(27)はリバプール退団がほぼ確実とみられる中、リーグアン(フランス1部)のモナコへの移籍に近づいているようだ。13日、スペインメディア『トードフィチャージェス』が伝えている。

 南野拓実は今季のプレミアリーグでわずか1試合の先発出場に終わった一方、主にFAカップやカラバオカップ(EFLカップ)でプレーし、2冠達成に貢献。今季の通算出場時間1000分に対して10ゴールと、限られた出番の中で結果を残したこともあり、周囲からの評価は高まっている。

 そんな南野拓実にはリーズ・ユナイテッド、サウサンプトン、ウルバーハンプトン・ワンダラーズ、フルハム、モナコ、インテル、ローマなど多くのクラブからの関心が伝えられている。

 また、欧州サッカーの移籍市場に精通しているイタリア人ジャーナリストのファブリシオ・ロマーノ氏が13日、同選手の去就について「ミナミノはこの夏にリバプールを離れるが、計画は変更されていない。完全移籍の可能性を探るために3クラブが交渉を開始した。ミナミノは間もなく決断を下す」とツイート。移籍金額については「およそ1700万ユーロ(約23億7000万円)」と予想している。

 その中『トードフィチャージェス』は「ミナミノはモナコまであと一歩に」という見出しをうち、南野拓実がモナコ移籍に迫っていると報道。「モナコはすでに1600万ユーロ(約22億6000万円)のオファーを受けており、リバプールもそれに応じようとしている」とし、クラブ間合意間近であると主張している。

 また、モナコと選手サイドの交渉状況については「(モナコからのオファーに対して)選手はすでに『イエス』と言った」と綴るなど、概ね個人合意に達したと見解を示している。

 一方でスペインメディア『Gol Digital』は14日、セビージャも南野拓実の獲得に乗り出す可能性を報じている。3クラブとの交渉が伝えられる中、南野拓実の決断に注目が集まる。