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「清水でも鈴木唯人に完敗」U23韓国代表オ・セフンを母国メディア酷評

鈴木唯人 写真:Getty Images

 U21日本代表は12日、AFC U23アジアカップ準々決勝でU23韓国代表に3-0で勝利。この一戦では清水エスパルス所属のFW鈴木唯人(20)とFWオ・セフン(23)の直接対決に注目が集まっていたが、韓国メディア『STNスポーツ』が両選手のパフォーマンスを比較している。

 鈴木唯人はこの一戦で先発出場すると、22分にフリーキックからゴールネットを揺らし、先制ゴールをあげる。そして2-0で迎えた80分には、ペナルティエリアで相手ディフェンダーを交わし、左足からの強烈なシュートで2点目をマーク。U21日本代表の勝利に大きく貢献した。

 一方、オ・セフンは72分からピッチに立つと、直後に左サイドのクロスにダイビングヘッドで合わせる。しかし、このシュートは枠から外れてゴールとはならず、その後のプレーでも相手ゴールに迫れなかった。

 U23韓国代表に対しては、概ね2歳年下のU21日本代表に対して結果、内容ともに完敗だっただけに、韓国国内から批判が上がっている。その中、『STNスポーツ』はオ・セフンのパフォーマンスについて「オ・セフンは鈴木唯人との韓日戦のみならず、清水エスパルス内での競争にも敗れた」と酷評。

 同選手がダイビングヘッドからゴールを決められなかったことに触れた上で「鈴木唯人はフリーキックを含む2得点をマーク。細谷真大のゴールにも絡んで勝利に貢献した」と鈴木唯人の結果にも言及。

 その上で「オ・セフンは清水エスパルスでも鈴木唯人と(ポジションを)争っている。清水エスパルス内での競争に敗れ、オ・セフンにとって不本意な試合になった」と総括している。

 なお、鈴木唯人は今季のJ1リーグでここまで全試合で先発出場。一方のオ・セフンは4月6日のJ1リーグ第7節・浦和レッズ戦でデビュー。10日の第8節・ガンバ大阪戦では来日初ゴールをマークしたが、4月29日の第10節・サンフレッチェ広島戦以降は全試合で途中出場と、鈴木唯人やブラジル人FWチアゴ・サンタナ(29)からレギュラーを奪えていない。