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元名古屋ジョーが長崎移籍?カリーレ新監督が獲得要求と海外報道

ジョー 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎は、かつて名古屋グランパスでプレーしていた元ブラジル代表FWジョー(35)の獲得に向かうようだ。12日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。

 ジョーは2020年4月、名古屋グランパスとの契約を残しているにもかかわらず無断でブラジルへ帰国し、コリンチャンスと契約を締結。母国復帰1年目から2シーズンつづけてリーグ戦で20試合以上に先発出場。ただ今季はここまでリーグ戦10試合でスタメン出場はわずか1試合であり、直近3試合は負傷によりメンバー外となっていた。

 また、今年3月に自身の誕生日を祝う目的で旅行した後にトレーニングを無断欠席。そして今月7日にはチームがリーグ戦に臨んでいる最中にサンパウロのバーで遊ぶと、翌日のトレーニングで再び無断欠席。事態を重く見たクラブ幹部は選手サイドと話し合い、2023年12月まで残っていた契約を解消することで合意。今月9日に同選手の退団を公式発表している。

 一方、V・ファーレン長崎は全42試合中21試合を消化した時点で首位のアルビレックス新潟から11ポイント差を付けられていることもあり、12日に監督交代を発表。2017年にブラジル1部コリンチャンスを率いてリーグ優勝を果たしたファビオ・カリーレ氏を招へいしている。

 『グローボ』の報道によると、カリーレ新監督はクラブ幹部に対してジョーの獲得を求めているとのこと。カリーレ氏は2017シーズンのコリンチャンス指揮時、ジョーをコンスタントに先発起用。同選手はリーグ戦で18ゴールを決めるなど、監督の期待に応えていた。

 一方でブラジルメディア『UOL』は今月11日、ジョーのもとにブラジル1部所属の複数クラブからオファーが届いていると報道。同選手を巡って、V・ファーレン長崎とブラジル国内クラブが争奪戦が繰り広げるとみられる。