明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸に所属する元U20ブラジル代表FWリンコン(21)が、ブラジルメディア『iG Esporte』のインタビューで母国復帰の可能性に言及した。
リンコンは昨年1月にブラジル1部のCRフラメンゴからヴィッセル神戸へ完全移籍。来日1年目の昨季は左ハムストリング肉離れによる戦線離脱もあり、リーグ戦13試合の出場で1ゴールという結果に終わっていた。
そして今季は三浦淳寛前監督のもとでリーグ戦5試合中3試合にスタメン出場。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の就任以降もAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージで2ゴールをマーク。チームの決勝トーナメント進出に大きく貢献しているが、リーグ戦ではここまで3試合の途中出場と序列低下が顕著に現れている。
そんなリンコンはヴィッセル神戸移籍直前の2020年12月、CRフラメンゴ幹部との関係悪化によりトップチームから除外。移籍決定までU20チームのトレーニングに参加していた。
悪い印象を拭えずにCRフラメンゴを退団したものの、母国メディアのインタビューで「CRフラメンゴとファンに対する僕の愛情は計り知れないよ。ユースカテゴリーからスタートしたわけだし、2017年にわずか16歳でプロデビューを飾った時。トップチームにいる時間は短かったけど、フラメンゴでは良い時間を過ごしたし、重要なタイトルを獲得できた」
「だから、つねに新しい可能性にはオープンだし、いつかブラジルに戻って、フラメンゴで再びプレーできる日が来るかもしれないと思っているんだ。きっと特別なものになるだろうね!」とコメント。古巣への愛着を明かすとともに、復帰の可能性にも触れている。
なお、ブラジルメディア『UOL』は昨年1月、ヴィッセル神戸とリンコンの契約について「年俸80万ドル(約8300万円)による3年契約、2年の契約期間延長オプション付き」と伝えている。
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