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元清水・指宿洋史が豪州クラブと契約延長!鮮烈デビューで主力に定着

指宿洋史 写真:Getty Images

 Aリーグ(豪州1部)のアデレード・ユナイテッドは6日、元清水エスパルスFW指宿洋史(30)との契約延長を公式発表した。

 指宿洋史は昨年1月に湘南ベルマーレから清水エスパルスへ完全移籍したものの、昨年12月30日に退団。およそ2週間後の1月14日にアデレード・ユナイテッドへ加入すると、翌日のリーグ戦でいきなりゴールを挙げるなど、鮮烈デビューを飾っていた。

 そして2月以降は前線1トップのポジションでレギュラーに定着。Aリーグで18試合中14試合に先発出場して5ゴール1アシストをマーク。チームをAリーグ・ファイナルズ出場へと導いていた。また、Aリーグ・ファイナルズでも3試合中2試合に先発出場していたが、ゴールを決めることはできず、チームも準決勝で大会を後にしている。

 そんな指宿洋史とアデレード・ユナイテッドの契約期間は今年6月までだったが、クラブ幹部は同選手の活躍ぶりを高く評価。両者は2年間の契約延長により、2023/24シーズン終了後まで新契約を締結した。

 指宿洋史本人は今回の契約延長をうけて「今後2シーズン、南オーストラリアでプレーすることが決まり、家族ともども大変うれしく思っています。今年初めに加入して以来、この素晴らしいチームの一員であることを本当に楽しんでいます」

 「クラブとしては、(Aリーグ・ファイナルズで)決勝進出まであと一歩のところまで行きましたが、全員にとって非常にポジティブなシーズンだっただけに、惜しくも敗退しました。今シーズン学んだことを来シーズンに向けて改善し、素晴らしいファンのために成功したいですし、チーム全体がハングリー精神と自信を持っています」とクラブ公式サイトを通じて来季への意気込みを語っている。

 また、アデレード・ユナイテッドのカール・ヴァールト監督は「ヒロシをもう2シーズン引き留めることができ、大変うれしく思っている。ここにやって来て以来、ヒロシはスムーズに溶け込み、真のプロフェッショナルとして、多くの若手選手に注目された」と同選手に対する信頼感を強調した。