プレミアリーグ

DAZNが再び炎上!“予告なし”でプレミア関連コンテンツ削除に「説明は?」

DAZN 写真:Getty Images

 スポーツの定額制動画配信サービス『DAZN』は先月、来季以降のプレミアリーグ放映権について関係各所との協議を継続するという主旨の声明を発表していた。韓国資本のスポーツ動画配信サービス『SPOTV NOW』による独占配信が確実とみられる中、今月1日になってDAZNのプレミアリーグ関連コンテンツが次々と削除されている。

 DAZNはスポーツ専門チャンネル『J SPORTS』にかわって、2019/20シーズンから今季までのプレミアリーグ放映権を取得。日本代表DF冨安健洋(23)所属のアーセナルやFW南野拓実(27)所属のリバプールなどビッグクラブの試合を中心に配信してきた。

 しかし、来季から2024/25シーズンまでの日本におけるプレミアリーグ放映権については、『SPOTV NOW』を運営する『エクラ・メディア・グループ』が取得。4月14日に来季以降のプレミアリーグ放送を公式発表している。

 これに対してDAZNは「一部報道でもありました通り、DAZNジャパンは来シーズン以降のイングリッシュ プレミアリーグ放映権獲得に向けて交渉を続けて参りましたが、現時点においては来シーズンにおいての権利を保有しておりません。一方で来シーズンも引き続きファンの皆様にDAZNでEPLをお楽しみ頂けるよう、関係者との協議を継続していく所存です」と声明を発表。プレミアリーグ配信継続の可能性を探る方針を明かしていたが、5月31日時点でプレミアリーグ放映権失効に関する公式発表は行っていない。

 その中、今月1日になってプレミアリーグの試合映像やハイライト動画、プレミアリーグを専門に扱う特集番組がDAZNの公式サイトから一斉に削除されている。また、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)関連コンテンツも同様に削除。

 SNSでは「やっぱり見られなくなるのか…」、「本当にプレミア消えた」、「セルティックも見られないのかよ」と驚きの声や、「説明ないのか」、「安定のサイレント削除」とDAZNのやり方に対する批判の声が上がっている。

 なお、DAZNは2020/21シーズン途中に日本でのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の放送を突然打ち切っており、サッカーファンから批判を浴びていた。今年4月の時点ではプレミアリーグ配信継続を目指す姿勢を見せていただけに、今回のプレミアリーグ関連コンテンツ削除に対する説明が求められるところだ。