
FC大阪は13日、8月22日に開催されるFC琉球戦のサポーター来場応援キャンペーンおよびシーズンシートホルダー返金対応について声明を発表。明治安田J3リーグ第3節FC琉球戦をギラヴァンツ北九州のホームスタジアムで開催することによるファン・サポーターへの負担を考慮したサービスが話題を呼んでいるが、景品表示法に違反する可能性が指摘されている。
クラブは「多大なるご不便とご負担をおかけする」とファン・サポーターに謝罪したうえで、遠方開催に伴う対応策を発表している。まず対象となるのが「サポーター来場応援キャンペーン」だ。関西圏から観戦チケットを購入して来場し、当日スタジアムで所定の手続きを終えた人に、交通費補助として大人15,000円、小学生7,500円を一人につき1回限り支給する。本人確認書類に加え、来場に利用した交通機関の領収書などの提示も必要となる。なお対象にはFC琉球サポーターも含まれる。
シーズンシート保有者に対しては、購入価格から本試合1試合分に相当する金額を返金する措置を取る。本試合はシーズンシート対象試合から除外されるため、保有者も別途チケット購入が必要だ。返金の詳細は後日、クラブから登録メールアドレス宛てに案内される予定となっている。
元Jクラブ関係者であり、2019年に独立した中小企業診断士の安田良平氏は、FC大阪の施策に対して「かなり危うい橋を渡ってる。事前にリーガルチェックしたのかな。景表法違反にならないのか、気になりました」と指摘。
「北九州まで観戦に来たという応募資格を確認し、条件をクリアした客に15,000円プレゼントという総付景品で来場誘因するロジック」と解説した上で、以下のように私見を述べている。
「企画の告知名称は「サポーター来場応援キャンペーン」。補償ではなく販促と自ら名乗っているため、景表法2条3項の「顧客を誘引するための手段」要件を自認しているように読めてしまいます」
「総付景品の上限は取引価額1,000円未満で200円、1,000円以上で2割。本事例はどの席種でも上限200円であり、5,000円はその75倍。仮に「景品類」と認定された場合、金額面の説明はかなり苦しくなる」
その上で、安田氏は「対象をシーチケ保持者に限定」「定額でなく交通費の実費精算で上限15,000円」「名称に「キャンペーン」を用いない」と、FC大阪の施策の改善案を提示している。
コメントランキング