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C大阪・坂元達裕の完全獲得で特殊条項も!オーステンデ幹部が背景語る

坂元達裕 写真:Getty Images

 ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のKVオーステンデは25日、明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪から期限付き移籍により加入していた日本代表MF坂元達裕(25)の完全獲得を公式発表。同選手と新たに複数年契約を結んでいるが、特殊条項も盛り込まれているようだ。

 坂元達裕はモンテディオ山形やセレッソ大阪で結果を残すと、昨年3月には日本代表に初選出。2021シーズンにJ1リーグ32試合の先発出場で6ゴール5アシストと活躍し、今年1月にKVオーステンデへ半年間の期限付き移籍により加入する。

 そして1月21日のデビュー戦でいきなりアシストをマークすると、すぐさまレギュラーに定着。左サイドやトップ下の前線の複数ポジションで起用されながらも、ほぼ全試合でスタメン出場していた。

 KVオーステンデは買い取りオプションの行使により、セレッソ大阪から坂元達裕を完全獲得。同選手とは2025年6月までの3年契約を結んでいるが、オランダ紙『HLN』の報道によると1年間の契約延長オプションも付いているという。

 また、クラブ幹部は同選手の完全獲得が実現した背景について「買い取りオプションの行使は、理にかなった決断だった。タツも我々のもとで非常に調子が良かったので、(買い取りオプション行使を)すぐに求めてきた」とコメント。選手サイドからの要望があったことを明かしている。

 さらに坂元達裕の活躍ぶりについては「言語と文化の大きな変化にもかかわらず、タツは我々の試合に影響をもたらした。左サイドでも右サイドでもいつも力強くプレーしていた。それに彼は優れたメンタリティの持ち主でもある」

 「我々はまだタツのベストパフォーマンスを見ていないと信じている。もし彼がしっかりとプレシーズンに参加し、ベルギーのリーグ戦にさらに慣れたら絶対的な選手になるだろう。彼がここでさらに成長するのを楽しみにしている」と来季への期待感も口にしている。