Jリーグ ガンバ大阪

G大阪サポ団体が謝罪声明。スタジアム“出禁”で「処分に対し真摯に…」

ガンバ大阪のゴール裏 写真:Getty Images

 ガンバ大阪は24日、今月21日開催の明治安田生命J1リーグ第14節・セレッソ大阪戦で観戦ルール違反を犯したサポーターを処分。当該サポーターに所属するサポーター団体のメンバー全員に対して無期限入場禁止という厳罰を下しているが、サポーター団体も声明を発表している。

 ガンバ大阪とセレッソ大阪は、大阪ダービーでサポーターによる観戦ルール違反が多いことをうけて、今月19日に「フェアでクリーンな大阪ダービー開催に向けて」と題した声明を発表。

 「過去、両クラブはお互いをリスペクトしつつ、勝負に対して拘りを持って戦ってまいりました。
その思いは両クラブのファン、サポーターの皆様も同じであると存じます。しかしながら、以前より大阪ダービーにおけるスタジアム内外での両サポーターによるトラブルが頻発しており、これらは試合を楽しみにご来場された全てのお客様に対し多大な迷惑行為となっております」

 「この現状をクラブは重く受け止め、改めて多くのご来場頂くお客様が安心・安全にご観戦頂ける、トラブル・暴力の無い試合運営を行っていく所存です。今後、試合開催におけるスタジアム内外での危険かつ悪質な行為が確認された場合、個人・グループに対して厳しい罰則を実施・検討致します」

 「是非今一度、Jリーグ観戦ルール及び両クラブ観戦ルールを遵守いただき、スタジアム内外でのクリーンな応援で大阪ダービーを盛り上げ、チームを後押しして頂きたく存じます。ファン・サポーターの皆様にはご理解・ご協力の程、何卒宜しくお願い申し上げます」と違反行為に対して厳正に対処する姿勢を見せていた。

 その中で行われた57回目の大阪ダービーでは、ガンバ大阪のゴール裏で物の投げ込みをはじめ複数の違反行為が確認。クラブはサポーター団体全員に対して、ガンバ大阪のアウェイゲームを含む公式戦での無期限入場禁止処分を言い渡した。

 これを受けて、サポーター団体は26日に声明を発表。「5月21日、ヨドコウ桜スタジアムで行われたセレッソ大阪戦の違反行為の件について先般、ガンバ大阪からリリースされた連合所属グループの違反行為について、まずお怪我をされたガンバ大阪サポーターのご婦人に心からお詫び申し上げます」

 「また、Jリーグ、セレッソ大阪及びガンバ大阪の関係者の皆様、セレッソ大阪及びガンバ大阪のサポーターの皆様にも大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。違反行為を行った当該グループはもとより、他の所属グループも処分に対し真摯に受け止めており反省しております」

 「今後は所属グループのメンバーに対しルール遵守を徹底してまいります。今後とも応援等、ご協力のほどよろしくお願いします」とツイッターアカウントを通じて関係各所に謝罪している。

 これに対して、ガンバ大阪サポーターやJリーグファンからは「ルール違反何回目?」、「どうせ繰り返す」、「最初からやるなよ」と批判が寄せられている。