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南野拓実にラツィオ移籍説も…セルビア代表MFの去就次第「27億円は高額」

南野拓実 写真:Getty Images

 リバプール所属の日本代表FW南野拓実(27)はインテル移籍の可能性が取り沙汰されているが、セリエAの他クラブも関心を寄せている模様。ただ、プレミアリーグのクラブと争奪戦になった場合には同選手の獲得が難しくなるようだ。

 南野拓実は今季のプレミアリーグでわずか1試合の先発出場と出番が少なく、4月以降はFAカップ決勝・チェルシー戦をはじめ公式戦ほぼ全試合でメンバー外に。それでも今季の通算出場時間1000分に対して10ゴールと結果を残しており、現地での同選手に対する評価が高まっている。

 また、同選手の移籍先候補にはリーズ・ユナイテッド、モナコやボルシア・ドルトムントがあがっているほか、今月下旬にはインテルがリバプールに獲得オファーを提示する可能性が伝えられている。

 するとラツィオの専門サイト『LA LAZIO SIAMO NOI』は、「ラツィオの移籍市場でミナミノは夢、または目標?」と見出しをうち、ラツィオが南野拓実の獲得に動く可能性があると主張。記事内では「ミナミノは(ユルゲン・)クロップ監督やチームメイトとの関係が良好であっても、もっと継続性を見出したいと思っている」

 「クロップはミナミノを大事なオプションとして考えているが、クラブや選手にとって重要なオファーが届いた場合には移籍を邪魔しないだろう。今のところ、リバプールにはオファーが届いていない」と綴られている。

 また、ラツィオが日本のスポーツブランド『ミズノ』と契約したことにより日本人選手獲得の可能性があることを前置きしつつも「リバプールは1700万ポンド(約27億円)を要求している。ラツィオやイタリアのクラブにとっては非常に高額であり、英国クラブにとってはリーズナブルだ。現時点ではリバプールとの交渉は行われていない」と高額な移籍金設定に言及。

 そしてラツィオの補強ポイントがゴールキーパー、ディフェンダー、ミッドフィルダーであることに触れた上で、南野拓実獲得の可能性はセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(27)を売却して高額の移籍金を得られるかに左右されると見解を述べて締めくくっている。