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板倉滉、シャルケ退団濃厚か「買取OP行使の資金がない」と独紙見解

板倉滉 写真:Getty Images

 シャルケはマンチェスター・シティから日本代表DF板倉滉(25)を買い取りオプション行使により完全獲得することができないかもしれない。22日、ドイツ紙『ビルト』が報じている。

 板倉滉は昨年8月にマンチェスター・シティからシャルケへ1年レンタルにより加入。ドイツ2部リーグでほぼ全試合に先発出場すると、守備陣の中心選手としてシャルケのリーグ優勝やブンデスリーガ昇格に大きく貢献した。

 同選手は今年6月末にレンタル期間が満了となるが、マンチェスター・シティとシャルケの取引では500万ユーロ(約6億8000万円)から600万ユーロ(約8億2000万円)の買い取りオプションが設定されているとみられる。また、買い取りオプションの行使期限は6月16日と伝えられていたが、先週になって複数のドイツメディアが今月31日であると報じている。

 その中『ビルト』は「イタクラにマンチェスター・シティ復帰の可能性。シャルケは買い取り条件満たせず」と見出しをうち、板倉滉のシャルケ退団が現実味を帯びていると主張。記事内では「レギュラーとして活躍してきたイタクラは、今季終了後にシャルケと正式契約を結ぶと思われていた。しかし、シャルケはブンデスリーガに復帰したものの、彼を引き留めるだけの資金がないようだ。買い取りオプションは590万ユーロ(約7億9800万円)に設定されている」と綴られている。

 また、同選手がマンチェスター・シティでプレーする可能性については「来季、イタクラがルベン・ディアス、ジョン・ストーンズ、アイメリック・ラポルト、ナタン・アケを追い抜く可能性はほとんどない。そのため、マンチェスター・シティは今夏の売却やレンタル移籍での放出に前向きなのかもしれない」と、マンチェスター・シティの構想から外れているという見解を示した。

 板倉滉にはブンデスリーガやEFLチャンピオンシップ(イングランド2部)所属複数クラブからの関心が伝えられている。またセルティックの専門サイト『67 HAIL HAIL』は今月17日、昨夏につづきセルティックが同選手の獲得に乗り出す可能性があると主張している。