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守田英正とサンタ・クララの関係悪化か「我慢の限界」本田圭佑・兄の動きも現地紙報道

守田英正 写真:Getty Images

 CDサンタ・クララ所属の日本代表MF守田英正(26)はメディアの取材でスポルティングCP移籍の可能性について語り、クラブから懲戒処分を受けている。ポルトガル紙『A BOLA』が12日、懲戒処分後の選手サイドとクラブ幹部の関係について報じた。

 守田英正の去就を巡っては、先月はじめにプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪スポルティングCPが同選手獲得にむけてCDサンタ・クララとの交渉を進めているとポルトガル紙『O JOGO』が報道。その後、クラブ間交渉の状況が再三にわたり伝えられていたほか、先月下旬にはポルトガル紙『レコルド』がブンデスリーガのVfBシュツットガルトとの交渉入りを報じていた。

 そして選手本人は今月はじめにポルトガル紙『A BOLA』の取材に応じると「スポルティングCPの話は一生に一度のチャンスですし、ポルトガルに来ることを決めた最初の日から思い描いていたことです。興味があることは聞いています。僕としては、自分のキャリアの中で新しいチャレンジが必要ですし、そのことはすでにクラブの関係者に伝えています」とスポルティングCP移籍の可能性に言及。

 その上でクラブ幹部との関係性について「クラブは僕の意思を尊重してくれていると思います。つねにプロフェッショナルな姿勢を貫いてきましたし、ピッチ上でクラブを助けるためにベストを尽くしてきましたしね」と語っていた。

 これをうけてCDサンタ・クララは「メディアへの発言権限などの基本的なルールが守られておらず、守田英正は内部懲戒手続きの対象となる」と声明を発表。ただ、今月10日開催のプリメイラリーガ第29節・エストリル戦で守田英正は後半途中から出場している。

 その中、『A BOLA』は「モリタは我慢の限界に来ている。来シーズンからスポルティングCPの選手となれるという意味で、サンタ・クララ幹部に対する圧力を強めている」と報道。両者の関係悪化という見解を示している。

 また、本田圭佑の兄であり守田英正の代理人を務める本田弘幸氏の動きについて「彼は(守田英正の移籍交渉に関する)動きをしっかりと見守りたいと考えている」と伝えている。ただ、守田英正本人の心境については、クラブ間交渉が合意に達していない現状に対して「不快感を抱いている」としている。

 なお、『A BOLA』が先週伝えたところによると、スポルティングCPは移籍金350万ユーロ(約4億7000万円)にくわえてボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)という条件で再度オファーを提示。今回のオファーには「将来の売却益の20%をCDサンタ・クララに支払う」という条項も盛り込まれているという。

 また、『A BOLA』はスポルティングCPによる最初のオファー内容として「移籍金250万ユーロ(約3億4000万円)+ボーナス100万ユーロ」と伝えており、移籍金の増額等でCDサンタ・クララの要求内容に近づけているとみられる。