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日本代表・三笘薫「試合後は毎回…」プレミアリーグ挑戦への“下準備”明かす

三笘薫 写真:Getty Images

 ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ所属の日本代表MF三笘薫(24)は、今季終了後にプレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンへ復帰する可能性が伝えられている。その中、三笘薫本人が自身の去就について語った。13日、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』が伝えている。

 三笘薫は昨年8月に川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍したものの、労働許可証が発行されずロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ1年レンタルにより加入。今季開幕当初は途中出場での出番が多かったものの、昨年10月のハットトリック達成を皮切りに頭角を現していた。

 その後、同選手は今年1月の練習試合で足首を負傷して約1カ月間戦線離脱。それでも2月末に復帰すると、レギュラーシーズン最終戦まで6試合つづけてピッチに立ち、リーグ首位での優勝決定プレーオフ進出に大きく貢献。日本代表でも先月24日開催のオーストラリア戦で2ゴールをあげ、チームをFIFAワールドカップ・カタール大会出場へと導いていた。

 そんな三笘薫に対しては、ブライトンのサポーターが同選手の復帰を望んでいると昨年11月以降にイギリス・ブライトンの地元メディア『サセックスライブ』が報道。また、ブライトンの幹部からも同選手のパフォーマンスを高く評価するコメントが飛び出していた。

 その中、三笘薫本人はベルギー国内メディアの取材に応じた際、来季の所属クラブについて聞かれると「自分の将来については分からないですね。僕はブライトンとの契約が続いていますし、(自分の去就は)ブライトン次第です」と自分の意思のみでは決められないことを強調している。

 その上で「ブライトンとはずっと連絡を取り合っています。試合後は毎回彼らから(自分のプレーに対する意見や評価を)聞いていますね。怪我をした時も、(怪我の具合が)どうなのか聞いてくれました」とブライトン幹部とのやり取りについて明かした。

 そして自身の思いを聞かれると「プレミアリーグのレベルはとても高いですけど、とにかくプレミアリーグでのプレーが僕の夢ですね」とコメント。あくまでもプレミアリーグ挑戦にこだわる姿勢を見せている。

 なおイングランド南部イースト・サセックス州の地元紙『アーガス』は、三笘薫がブライトンに復帰する可能性について「2試合に出場して日本代表としてプレーするようになったので、イギリス国内でプレーするための労働許可証を確保することができるはずだ」と説明。同選手が森保一監督のもとで今後多くの出場機会を得ると予想した上で、今季終了後のブライトン復帰が可能という見解を示している。