Jリーグ アルビレックス新潟

久保建英の前で初ゴールも…元新潟チアゴ・ガリャルドの今夏欧州挑戦終了は既定路線か

チアゴ・ガリャルド 写真:Getty Images

 かつてアルビレックス新潟に在籍していたブラジル人MFチアゴ・ガリャルド(32)は、日本代表MF久保建英(20)を擁するマヨルカとの一戦でラ・リーガ(スペイン1部)での初ゴールを挙げたが、今季終了後の母国復帰が既定路線となっているようだ。8日、ブラジルメディア『Fanaticos』が伝えている。

 同選手は昨年8月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のSCインテルナシオナルからセルタ・デ・ビーゴへ1年レンタルにより加入。キャリア初の欧州挑戦ながらここまでリーグ戦27試合中24試合に出場している。また、今月6日開催のラ・リーガ第27節・マヨルカ戦ではスタメンに抜てきされると前半13分に先制ゴールをマークし、チームの勝利に貢献している。

 一方でセルタは今年1月7日にリーガMX(メキシコ1部)のクルス・アスルからメキシコ代表MFオルベリン・ピネダ(25)を獲得。ラ・リーガの規定にあるEU圏外枠の関係でガリャルド退団が噂されたが、先月中にイタリア国籍を取得したこともあり今冬残留を果たしていた。

 しかし『Fanaticos』は「先週末にヨーロッパで初めてゴールを決めたにもかかわらず、セルタはガリャルドに関する将来の計画を立てていない」と報道。同選手が控え要員に甘んじていることもあり、セルタは今季終了後に150万ユーロ(約2億円)の買い取りオプションを行使しないものとみられる。

 また、SCインテルナシオナルもガリャルドを構想に含まれるか現時点では不透明とのこと。『Fanaticos』はストライカーの獲得を狙っているコリンチャンスをはじめ、他クラブへ移籍する可能性があると主張している。

 なお、ガリャルドは2017年に当時カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAのポンチプレッタから1年レンタルによりアルビレックス新潟に加入。主力として期待を寄せられる中、シーズン中盤まではJ1リーグ23試合に出場するなど好パフォーマンスを披露。しかし、9月以降は公式戦での出場がなく、シーズン終了後に期限付き移籍期間満了により退団していた。