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リバプール南野拓実にリーズ移籍の噂再燃!ザルツブルク時代の恩師と再会も

南野拓実 写真:Getty Images

 リバプールに所属する日本代表FW南野拓実(27)は、今年1月につづき今季終了後にもリーズ・ユナイテッドへ移籍する可能性があるようだ。7日、イギリスメディア『GIVE ME SPORT』が伝えている。

 同選手は2020年1月にオーストリア1部の強豪レッドブル・ザルツブルクからリバプールへ完全移籍。出場機会に恵まれず、昨季後半戦はレンタル先のサウサンプトンで過ごしていたが、昨年7月にサウサンプトンでのレンタル期間を終えてリバプールに復帰していた。

 そして今季もここまで公式戦8試合の先発出場にとどまっており、プレミアリーグでは一度もスタメンに抜てきされない。ただ、それでも今月2日開催のFAカップ(イングランドのカップ戦)5回戦・ノリッジ戦で先発出場して2ゴールをあげるなど、すでに9ゴールをマーク。ユルゲン・クロップ監督からも高い評価を得ている。

 そんな南野拓実の去就を巡っては、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコなどがリバプールに対して獲得の打診を行ったものの、リバプールはオファーを却下。南野拓実本人もリバプール残留を望んでいると伝えられていた。

 ただ、現地ジャーナリストのピート・オルーク氏は『GIVE ME SPORT』の取材に応じた際、リーズ・ユナイテッドが南野拓実の獲得に動く可能性について「(前線は)やはりリーズが強化しなければならないポジションだと思う。今シーズンはパトリック・バンフォードの負傷離脱で大打撃を受けている。リーズにそこまでの力はない。ジェシー・マーシュ(リーズ現監督)はレッドブル・ザルツブルク時代から彼についてすべて知っている」とコメントを残している。

 マーシュ氏は2018/19シーズンにブンデスリーガのRBライプツィヒでアシスタントコーチを務めた後、2019年7月から2シーズンにわたりレッドブル・ザルツブルクを指揮。就任1年目に南野拓実や現在アルミニア・ビーレフェルトに所属するMF奥川雅也(25)、それに今やボルシア・ドルトムントで欧州屈指のストライカーにまで成長したノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(21)らを指導していた。また、先月28日にはマルセロ・ビエルサの後任としてリーズ・ユナイテッドの指揮官に就任している。

 なお、南野拓実はリバプールとの契約を2024年6月まで残している。今年1月にはポルトからコロンビア代表FWルイス・ディアス(25)がチームに加わったことにより一層厳しい立場に置かれる中、今季終了後に恩師からのコンタクトはあるのだろうか。