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「香川真司のシュートを止めて…」MOM選出GKの研究熱心な一面明らかに「オブラクや…」

香川真司 写真:Getty Images

 シント=トロイデンVV(STVV)に所属する元日本代表MF香川真司(32)は4日、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第30節・メヘレン戦で試合終了間際にミドルシュートを放ったものの、GKヤンニク・トゥーレン(31)のファインセーブに阻まれている。そんなトゥーレンの研究熱心な一面を味方選手が明かした。6日、ベルギーメディア『HLN』が伝えている。

 香川真司は今年1月10日にSTVVへ加入すると、先月13日開催のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第27節・ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ戦でデビューしている。そして20日のOHルーヴェン戦や26日のKVオーステンデ戦でも後半途中から出場すると、メヘレン戦では45分以上にわたりプレー。1-1で迎えた後半アディショナルタイムにはペナルティエリア左から強烈なミドルシュートを放っていたが、勝ち越しゴールをもたらすことはできなかった。

 香川真司のシュートをセーブしてMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出されたトゥーレンについて、チームメイトのDFリック・ファン・ドロンヘレン(23)は「ヤンニクは僕たちのために勝ち点を守ってくれたんだ。あのシュートを止めた時、彼は僕に微笑んでくれた。とても誇らしげだったね」と語っている。

 そして「ヤンニクとは昨晩(STVV戦前日)のホテルで部屋が一緒だったんだ。僕が以前、ゴールキーパーについて研究していたから、海外のトップレベルのキーパーのテクニックについて聞いてみたのさ。『(ヤン・)オブラクや(ティボー・)クルトワの動きを見ているんだけど、例えば彼らのパスの本数を数えている』と言っていたね」とコメント。トゥーレンがアトレティコ・マドリードに所属するスロベニア代表GKヤン・オブラク(29)やレアル・マドリードのGKティボー・クルトワ(29)など一流選手を研究対象にしていることを明かしている。

 なお、トゥーレンは2008年7月から3シーズンにわたりKVメヘレンに在籍。2011年以降はロンメルSKやKAAゲントでプレーしていたが、2019年7月にKVメヘレンに復帰。負傷離脱期間をのぞいて2019/20シーズンからしばらく正守護神を務めていたが、今季はバックアッパーという立場でチームを支えている。